みなさんは、練り消しゴムを使ったことがありますか?
小さいころに自力で作ったという方もいらっしゃるかもしれません。
今回は練り消しゴムの使い方から作り方まで、練り消しゴムについて詳しくご紹介していきたいと思います。
練り消しとは?
練り消しとは、形状を変化させられる柔らかめの消しゴムです。
練り消しゴム、練りゴムと呼ぶこともあります。
練り消しゴムには、主に遊び用とデッサン用があり、全くの別物と捉えていただいて問題ありません。
手でこねればこねるほど柔らかくなります。
練り消しゴムは、普通の消しゴムとは違って強い線を消すことができなかったり、力を入れて消せなかったりします。
しかし、そういった特徴があるため、紙を傷めにくい消しゴムでもあるのです。
練り消しの使い方
練り消しゴムは、そのまま使用するのではなく、必要な大きさにちぎる必要があります。
あまり大きくちぎらないように注意しましょう。
ちぎったら、指の腹で少しこねます。
こうすることで練り消しゴムがもっと柔らかくなり、形を変化させやすくなりますよ。
こねた後は小さく丸めて、鉛筆の線の上を転がすように使用します。
力を入れて消す、というよりはなぞるように使うのが正解です。
練り消しゴムに鉛筆の黒鉛を吸着させるように使いましょう。
また、細かい部分を消したい時には先端を尖らせて使用します。
まるで白い鉛筆のように使うことができますよ。
練り消しゴムは使い込めば段々と黒くなっていきます。
黒くなればなるほど固くなってくるので、手の温度で温めると柔らかさが復活しますよ。
あまりにも黒くなった時は、新しいものに交換しましょう。
練り消しの作り方
続いて、練り消しゴムを自作してみたいと思います。
小学生の頃、先生にバレないように授業中懸命に消しカスをこねていた頃を思い出します。
まずは、1,2分ほどひたすらに消しカスを生み出します。
ある程度消しカスができたら、定規で押しつぶすようにしてこねていきます。
一塊になるように意識しながらこねていきましょう。
こねればこねるほど、柔らかい練り消しゴムになります。
定規だけでなく指の腹でこねるのも、消しカスが温まって柔らかくなりやすいのでおすすめです。
完成しました!
何粒かの米粒をまとめあげたような見た目ですが、練り消しゴムです!
ちなみに、伸びる練り消しゴムを作る時には液体のり、柔らかい練り消しゴムを作る時にはスライムか絵具を少量混ぜてあげるとよいです。
混ぜる時は少しずつ混ぜるようにしましょう。
ご自分の好みに合わせて練り消しゴムを作ってみてくださいね。
練り消しを作りやすい消しゴム
練り消しゴムを自作する時におすすめなのは、「まとまるくん 消しゴム」です。
こちらはすみっコぐらしのまとまるくんです。
なんだかとても甘い匂いがします。
消しカスがまとまりやすく、少し消しただけでもそこそこの量の消しカスを作れます。
定規でこねる際にも非常にこねやすいです。
消しカスも散らばりにくいので、作業もしやすいですよ。
しかも、甘い香りがするからテンションが上がります。
100均でも購入できるので、練り消しゴムを自作したい方はぜひまとまるくんで作ってみてくださいね!
ダイソーの練り消し
続いては、ダイソーの練り消しゴムをご紹介します。
画像は、ダイソーの「スウィーツみたいな!練り消しゴム イチゴの香り」です。
他にも「ジュースみたいな!」シリーズがあります。
「ジュースみたいな!ねり消しゴム」は、コーラの香り、イチゴの香り、オレンジの香り、ブドウの香りの4種類あります。
「スウィーツみたいな!ねり消しゴム」は、イチゴの香り、バナナの香り、チョコの香り、バニラの香りの4種類です。
ケース入りで、1個110円で販売されています。
本格的な練り消しゴムに比べると固めですが、ちぎったところがふわっと柔らかいです。
中には、このふわふわの部分を雲に見立ててレジンの封入パーツに使用する方もいらっしゃるそうです。
発想が面白いですよね。
手でこねているだけでもイチゴの甘い香りがして、幸せな気持ちになってきます。
無心で練り消しをこねている時間って、いいですよね。
童心に帰ったかのような気分です。
遊んだ後にしまえるケースがついているのもありがたいです。
いろんな香りと色があるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
おすすめの練り消し
本格的なデッサン用の練り消しゴムには、サクラクレパスの「RADIC デッサン用練り消しゴム」がおすすめです。
とにかく柔らかく、粘度が高いため様々な形状に変化させやすいです。
私には絵の知識は全くないですが、このうさぎちゃんの影に濃淡をつけてみたいと思います。
いかがでしたでしょうか!
鉛筆の境界線がぼやかされ、ふわっとした印象になりました。
軽い力で紙表面をなでるように使用するのがポイントです。
練り消しゴムが黒くなってきたら手の温度で温めると柔らかさが復活します。
デッサン用に本格的な練り消しゴムが欲しい方は、ぜひ使ってみてくださいね。
練り消しのまとめ
練り消しについて解説しました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
- 練り消しゴムは形を変えられる柔らかめの消しゴムである
- 練り消しゴムを自作することもでき、まとまるくんがおすすめ
- 遊び用にはダイソーの練り消しゴム、デッサン用にはサクラクレパスの「RADIC デッサン用練り消しゴム」がおすすめ
いかがでしたでしょうか?
練り消しゴムと聞くと、遊び用のイメージが強いですが本格的な練り消しゴムは立派な画材なのですね。
私は今回久しぶりに練り消しを作りましたが、無心になれてとても楽しかったです。
遊び用の練り消しは粘土のように遊んでも楽しいですし、デッサン用練り消しゴムで本格的なお絵描きを楽しんでもいいですよね。
意外と奥が深い練り消しゴムの世界、ぜひみなさんも練り消しゴムを使って楽しんでくださいね!