グラフレットをレビュー!グラフギアとの違いも紹介

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発売開始から約40年、今なお使われ続ける製図用シャーペングラフレットが登場です。その魅力はなんと言っても価格の低さ。手軽に製図用の機能を試すことができるんです。その使い心地は一体どのようなものなのか、レビューしていきます!

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目次

グラフレットPG505

今回ご紹介するのはぺんてるの「グラフレット」です。

まずは基本情報からです。

価格¥550(税込)
芯径0.3mm/0.5mm/0.4mm /0.7mm/0.9mm
カラー黒(芯径によってキャップ上部の色が異なる)
販売場所ロフト/東急ハンズ/文房具店/Amazon/楽天

詳しくは公式サイトをご確認ください。

次に見た目についてみていきましょう。

こちらが全体像です。筆者は芯径0.5mmのグラフレットを持っています。

鉛筆を彷彿とさせるシュッとした形と、金属のグリップが目をひきます。
軸の部分は円柱ではなく、六角柱になっています。

こちらはキャップ部分。

キャップ上部の色が芯径によって異なります。0.5mmだと写真の通り黒色で、
0.3mmだと赤色、0.4mmだと緑色、0.7mmだと青色、0.9mだと黄色になります。

こちらはグリップ。

芯硬度を表示できる窓が付いています。表示できるのは3H/2H/H/F/HB/Bです。

そして、ストライプ型の凹凸と細かくブツブツした凹凸の2つに分かれています。あまり見ないグリップのデザインです。

最後はペン先です。長めのガイドパイプが特徴的です。

口金は段階的に細くなっており、まるで注射器の針のようなペン先でとても書きやすそうです。

また根本の方(黒色の部分)にはメモリのような線がぐるりと彫られています。

【高性能・低価格】製図用シャーペンのロングセラー

ここまでご覧いただくと分かっている人も多いかもしれませんが、グラフレットは製図用シャーペンに分類されます。

そんなグラフレットが発売されたのは、なんと1982年。今から約40年も前になります。デザインは約40年間変わっておらず、それだけ多くの人に愛されてきたということが分かります。

その理由はなんと言っても、性能の高さに対する価格の低さです。

グラフレットが発売開始された当時、性能の高いシャーペンはその分価格も高く、一部の限られた人しか使うことはなかったそうです。

そこで、もっと多くの人に製図用シャーペンを使ってもらうため、¥550という低価格に挑戦したのだとか。

結果、2016年には「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞しています。

これからも残り続けてほしい名品シャーペンの一つですね。

グラフレットの使い心地

そんなグラフレットを早速使ってみました!

0.5mmとは思えない細さ

筆者は芯径0.5mmのグラフレットを持っているのですが、初めて使ったとき、あまりにも自分が書いた字が細すぎて「ほっそ!」という声が思わず漏れてしまいました。

本当に細かい文字を書くことができます。芯径0.3mmか0.2mmのシャーペンを使っている感覚です。

そこで、実際に0.5mmのグラフレットで書いた文字と、0.3mmのシャーペンで書いた文字を比較してみました。こちらです。

書き方によって差が出るかもしれませんが、筆者には0.5mmのグラフレットと0.3mmのシャーペンで書いた文字にあまり違いを感じませんでした…。本当に繊細な筆記が可能です。

グラフレットには芯径0.3mmのものもあるのですが、一体どれだけ細い線になってしまうのか、もはや恐ろしいです。

そして、さすが製図用。筆記地点の視界が良好です。ペン先がとてもスッキリしているので開かれた視界の中で筆記することができます。書いていて気持ち良いです。

細かい文字を書くのが好きな人はもちろん、0.3mmを使ってみたいけど折れそうで心配という人にもおすすめです。

その分、軸も細い

かなり細かな筆記が可能と言いましたが、その分、グラフレット自体もかなり細いです。

筆者が使ったことのあるシャーペンの中でもトップクラスに細いです。

細い分、しっかり力を入れて握る必要があり、手が疲れてしまうときもありました。
加えて、持ち方によっては指から滑り落ちてしまいそうでフィットしませんでした。

特に、手が大きい人には少し扱いづらいかもしれません。

これは好みが分かれるポイントだと思います。

持ち方によっては指が痛くなる

もう1点気になったところが、金属のグリップです。

持ち方によっては、グリップ下半分のブツブツしたところが、人差し指に当たって痛くなってしまいました。

長く使っているとタコになってしまいそうな予感がします。

これは筆者が柔らかめのグリップが好みということもあります。

指が痛くなるのが苦手という人は少し検討した方がいいかもしれません!

グラフレットとグラフギアとの違い

ここまでご紹介してきたグラフレットですが、ぺんてるには同じ製図用の機能を備えたシャーペンとして「グラフギア」というシリーズもあります。「グラフギア500」「グラフギア1000」です。

そこで、グラフレット、グラフギア500、グラフギア1000を比較してみました。

まずは基本情報の比較です。

グラフレット
グラフギア500(右は海外限定モデル)
グラフギア1000(限定色)
グラフレットグラフギア500グラフギア1000
価格(税込)¥550¥550¥1320
芯径0.3mm/0.5mm/0.4mm/0.7mm/0.9mm
カラー黒(芯径によってキャップ上部の色が異なる)シルバー(芯径によってキャップ部分の色が異なる)シルバー(芯径によってキャップ・グリップ部分の色が異なる)
限定色あり
販売場所ロフト/東急ハンズ/文房具店/Amazon/楽天

価格について比較すると、グラフギア1000だけが唯一¥1000を超えています。
芯径展開はどれも同じです。
カラーリングについては、ボディの色はシリーズで統一されていて、芯径によってキャップやグリップの色が異なります。

次にグラフレットと見た目や使い心地を比較していきます。

グラフレットとグラフギア500

この2つの見た目はこのような感じ。

グラフレット
グラフギア500(右は海外限定モデル)

¥550と同じ価格ですが、見た目は結構違います。
特にグリップ、ペン先が異なります。

また、グラフレットの方が圧倒的に細く、軽いです。

使い心地に関しては、両者とも細かい文字を気持ち良く書くことができます。

しかし、グラフギア500の方が重みがあるため、より濃い字を書くことができ、滑らかに芯が削れていく感覚があります。

筆者は濃い字が好きなので、グラフギア500の方が好きです。

グラフギア500について詳しく知りたい人はこちらから。

グラフレットとグラフギア1000

次にグラフレットとグラフギア1000です。

グラフレット
グラフギア1000(限定色)

価格はさることながら、見た目も大きく違います。

グラフギア1000はグリップにラバー素材の突起物が付いていたり、ペン先のガイドパイプを収納することができたりと、¥1320という価格に見合った機能が備わっています。

書き心地としては、変わらず両者とも細かい文字を書きやすいです。

グラフレットの方がカジュアルな気持ちで書けるというか、サクサク筆が進む感覚があります。
一方、グラフギア1000は文字をしっかり書いているという感覚になります。

また、グラフギア1000にはプツッとしたラバー素材のグリップが付いていることもあり、指が痛くなりにくいです。

価格は2倍以上になってしまいますが、シャーペンに「指が痛くなりにくい」という性能を求めている人は、グラフギア1000をおすすめします。

グラフギア1000について詳しく知りたい人はこちらから。

グラフレットまとめ

今回はぺんてるのグラフレットについて紹介してきました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。

  • 約40年経っても愛され続ける高性能・低価格の製図用シャーペン
  • 驚くほど細かい筆記が可能
  • 軸も細いため、持ち方によっては指が痛くなる

ぺんてるのグラフレットいかがでしたでしょうか。本当に細い字を書くことができ、まごうことなき製図用シャーペンだと思いました。持ち方によっては、手が痛くなってしまう人もいるかもしれませんが、お金をかけずに製図用シャーペンをゲットしたいという人にはとってもおすすめです。ぜひ、試してみてください!

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