独特な見た目が特徴のぺんてるのグラフギア1000が登場!使っているうちに、独特な見た目とは裏腹に、とっても書きやすいシャーペンということが明らかになっていきました…。最後には同じグラフの名前を持つグラフ1000シリーズとも比較していきます。
ぺんてるのグラフギア1000
今回ご紹介するのは、ぺんてるの「グラフギア1000」です。
まずは基本情報からご紹介です。
価格 | ¥1320(税込) |
芯径 | 0.3mm/0.4mm/0.5mm/0.7mm/0.9mm |
カラー | シルバー(芯径によってグリップのラバー部分の色が異なる) |
販売場所 | ロフト/東急ハンズ/文房具店/Amazon/楽天 |
詳細は公式サイトでご確認ください。
同じ「グラフギア」の名前をもつ「グラフギア500」についてはこちらでご紹介しています。
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次にグラフギア1000の外見に迫っていきます。
こちらが全体像です。筆者が持っているのは限定色で芯径は0.5mmです。
限定色が出るというのもコレクション欲が掻き立てられます。
全体的にシャープな印象ですね。持ってみると、どっしりと重みがあります。
金属の重みですね。
キャップ部分はこんな感じ。キノコのような形をしています。
こちらはクリップ部分です。
何やら仕掛けがありそうです。
次にお待ちかねのグリップです。
独特の一言に尽きるグリップです。まるでジブリ映画「風の谷のナウシカ」に登場する王蟲(オウム)のよう。
目を引く楕円形の部分はラバー素材でできており、少し飛び出ています。ぷにぷにと押すことができます。
ぺんてるの製図用シャーペンのグリップはどれも個性的なものが多いですが、グラフギア1000は頭一つ飛び抜けて個性的だと思います。
ちなみに、楕円以外の金属部分にはザラザラとしたローレット加工が施されています。
こちらはペン先。
グラフギア500と同様、ガイドパイプもあり注射器のように鋭いペン先となっています。
加えて、ペン先とグリップが一体化しています。分解したいときはグリップから回しましょう。
グラフギアのおもしろい仕掛け
ここでグラフギア1000のおもしろい仕掛けを紹介します。
ペン先にあるガイドパイプなんですが、収納することができるんです。
その収納の仕方がおもしろい!
なんと、このクリップをパチッとすることで収納できるんです。(伏線回収!)
一般的なシャーペンのように、ノックした状態でガイドパイプを紙面に押し付ける必要がなく、1アクションで収納することができます。
からくりみたいでワクワクしましたね。
グラフギア1000の使い心地
それでは実際にグラフギア1000を使っていきましょう!
書くというより掘る
めちゃくちゃ好みの書き心地でした。
しっかり重みがあり、その上低重心。ペン先が紙面にめり込んでいるような書き心地です。
それでいて、とってもなめらかに芯が削れていく。
紙面をなめらかに掘りながら進んでいく、そんなイメージです。
重みがあるので、自然と文字も濃くなります。
もちろん、シャープなペン先とガイドパイプのおかげで細かい文字もお手のものです。
いかにも「書いてます!」という感覚と濃い字が好きな人には、ハマること間違いなしの1本です。
手が痛くなりにくい
筆者が一番心配していたこと、それは手が痛くなるんじゃないかということでした。
なぜなら、全体的に重く、ラバー部分があると言えど面積的には固い金属のグリップであるからです。
痛くなりそうな要素もりもりだなと思っていました。
ですが、結果としては全くそんなことなかったです。
指のちょうど良いところにラバー素材があたり、持っていて気持ち良いです。
計算され尽くされていると感じました。
少し振り回される
グラフギア1000はもちろん低重心なのですが、クリップ部分にも重みを感じるんです。
おそらくガイドパイプを収納する機能がクリップ部分にあるためだと思います。
その結果、素早く書こうとすると、クリップ部分の重みにブンブンと振り回される感覚があります。
結果として、少し手が疲れるというか、だるくなってしまうことが多かったです。
素早くカリカリ書くというよりは、一文字一文字書くことを楽しむスタイルが合っているかもしれません。
グラフギア1000とグラフ1000の違い
ここまでご紹介してきたグラフギア1000ですが、ぺんてるには同じ「グラフ」と「1000」を名前に持つ「グラフ1000CS」と「グラフ1000フォープロ」というシャーペンが存在しているんです。
そこで、同じ血が流れる「グラフギア1000」、「グラフ1000CS」、「グラフ1000フォープロ」の3つを比較してみました。
グラフ1000CSについてもっと知りたい人はこちらから。
グラフ1000フォープロについてもっと知りたい人こちらから。
今回はグラフギア1000が主役なので、グラフギア1000とそれぞれを比較していきます。
グラフ1000CSとの比較
まずはグラフ1000CSからです。基本情報をまとめるとこんな感じ。
グラフギア1000 | グラフ1000CS | |
(税込) 価格 | ¥1320 | ¥1100(税込) |
芯径 | 0.3mm/0.4mm/0.5mm/ 0.7mm/0.9mm | 0.3mm/0.5mm |
カラー | シルバー 限定色あり | 0.3mm:ブラック/レッド 0.5mm:ブラック/レッド/ メタリックブルー 限定色あり |
販売場所 | ロフト/東急ハンズ/文房具店/ Amazon/楽天 | ロフト/東急ハンズ/文房具店/ Amazon/楽天 |
価格と芯径の展開に大きく違いがありますね。
見た目の違い
並べてみるとこんな感じです。同じ名前を持ちますが結構違います。
長さは若干グラフギア1000の方が長いです。
グリップ部分には、形は違いますが両者とも楕円形のラバー素材の突起物があります。
グラフギア1000の方がぷっくりしていて押し込む感覚が強いですね。
ペン先は、グラフギア1000の方が、ガイドパイプに向かってなめらかに細くなっています。
ガイドパイプの長さは同じのようです。
使い心地の違い
まず、持ったときの重さが異なります。グラフギア1000の方が圧倒的に重いです。
そのため、グラフギア1000の方が紙面にグッと入り込む感覚があり、グラフ1000CSの方はササッと筆が進む感覚でした。
細かさに関しては、両者とも変わらずカリカリと気持ち良く書くことができます。
まとめると、両者とも繊細な筆記を必要とする場面にピッタリで、グラフギア1000は丁寧に書きたいときに、グラフ1000CSは素早く書きたいときに向いているという印象でした。
グラフ1000フォープロとの比較
次にグラフ1000フォープロと比べてみましょう。
グラフギア1000 | グラフ1000フォープロ | |
(税込) 価格 | ¥1320 | ¥1100(税込) |
芯径 | 0.3mm/0.4mm/0.5mm/ 0.7mm/0.9mm | 0.3mm/0.4mm/0.5mm/ 0.7mm/0.9mm |
カラー | シルバー/限定色あり | マットブラック |
販売場所 | ロフト/東急ハンズ/文房具店/ Amazon/楽天 | ロフト/東急ハンズ/文房具店/ Amazon/楽天 |
こちらは価格に違いがあり、芯径の展開が同じになっています。
見た目の違い
こちらがグラフギア1000とグラフ1000フォープロを並べた様子です。
勘が鋭い方はお気づきかもしれませんが、グラフ1000フォープロは先述したグラフ1000CSと瓜二つなんです…。芯径展開が異なるだけで、もはや色違いレベルです。
なので、見た目の違いはグラフ1000CSと同じということで割愛します!
使い心地の違い
はい、さらに勘が鋭い人はお気づきだと思います。グラフ1000フォープロは先述したグラフ1000CSと書き心地もそっくりなんです。
実際にグラフギア1000と比べてみても、グラフ1000CSと比べたときと同じ感想しか出てこないので、割愛させていただきます!
まとめると
3つのシャーペンをまとめるとこんな感じになります。
グラフギア1000 | グラフ1000CS | グラフ1000フォープロ | |
(税込) 価格 | ¥1320 | ¥1100(税込) | |
芯径 | 0.3mm/0.4mm/0.5mm/ 0.7mm/0.9mm | 0.3mm/0.5mm | 0.3mm/0.4mm/0.5mm/ 0.7mm/0.9mm |
カラー | シルバー 限定色あり | 0.3mm:ブラック/レッド 0.5mm:ブラック/レッド/ メタリックブルー 限定色あり | マットブラック |
販売場所 | ロフト/東急ハンズ/文房具店/Amazon/楽天 |
正直、どれも使いやすいので迷ってしまうところではあります。
総評
是非参考にしてみてください。
あとがき
今回はぺんてるのグラフギア1000について紹介してきました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
- 奇抜な見た目
- どっしりした使い心地で濃い字が書ける
- 丁寧に書きたい人におすすめ
ぺんてるのグラフギア1000いかがでしたでしょうか。どうでもいいのですが、筆者は軽度の集合体恐怖症で、グラフギア1000の独特なグリップのデザインに苦手意識を持っていたんです。ですが、意を決して使ってみたら、なんとめちゃくちゃ最高の一本ではないですか。見た目だけで判断してはいけないってこのことだったんだと思います。ぜひみなさんも挑戦してみてくださいね。
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