サンスター文具より発売されている「ジグザグ消しゴム」は、消しゴムらしくない形状で気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、見た目だけではわからないジグザグ消しゴムの消し心地などその魅力について解説します。
実際に使ってみた感想と、類似商品のコクヨの「カドケシ」との違いも解説していますので、購入を迷っている方はぜひ参考にされてください。
ジグザグ消しゴムとは
ジグザグ消しゴムとはサンスター文具より発売されている多角消しゴムです。
日本の伝統、折り紙をモチーフに考えられた形状で、なんと45個ものカドがあります!
さらに、カドを使って消していくと新しいカドが出てくる…という不思議な構造。
蛇腹のようなバネのような、なんだか空間幾何学的な多面体をしています。
カラーは白と黒の2色があり、一般の消しゴムよりも細長い形です。
カドが多いことで、新品の消しゴムの使い始めのような消し心地を何度でも味わえます。
ジグザグ消しゴムの使い心地
実際にジグザグ消しゴムで文字を消してみました。
一般の消しゴムより用紙との摩擦が少なくスルスルと滑るように消せる感覚です。
細かな部分を修正したいときにはジグザグ消しゴムの特徴である多数のカドが活躍します。
カドの先を使って小さめに書いた文字の一部分を消してみました。
消したい部分だけ、ピンポイントに消すことができます。
文字の消え方は一般の消しゴムより少し悪いかもしれません。
カドがつぶれても次のカドが現れるため、頻繁に細かな部分の修正が必要な方に向いている消しゴムだと思います。
細かな場所は消しやすくても広い範囲をザっと消すのは難しいのでは…と心配していましたが、意外と気になりませんでした。
ただし、力を加える角度によってはカドがしなってしまうので、広い範囲に使用するときは注意が必要です。
カドケシとの違い
ジグザグ消しゴムと同じように「カドが多い」消しゴムとして、コクヨから発売されている「カドケシ」と比較してみました。
一番のセールスポイント「カドの数」はジグザグ消しゴムが45個、カドケシは28個です。
カドケシは表面の凸凹が大きいため、少し持ちにくい印象です。
指で持った時の安定感はジグザグ消しゴムの方が硬めでしっかりとしています。
消し心地はカドケシよりジグザグ消しゴムの方が摩擦は少なく、軽い力で文字を消せます。
消しくずの量はジグザグ消しゴムの方がやや少なめですが、まとまり感はカドケシの方が良い感じです。
消しゴムの機能の基本、消字性には大きな差は感じませんでした。
あくまでも、ジグザグ消しゴムとカドケシの2種類を比較しての感想です。
ジグザグ消しゴム | カドケシ | |
カドの数 | 45 | 28 |
消字性 | 普通 | 普通 |
握りやすさ | しっかり握れる | 少し安定が悪い |
消し心地 | 軽い | 若干重い |
消しくずの量 | 少ない | 普通 |
消しくずのまとまり | まとまらない | まとまりやすい |
どちらを選ぶかは好みの問題のような気がします。
どちらの消しゴムも新しいカドを使うためにはある程度、最初のカドを使って減らしていく必要があります。
そのため「どんどん新しいカドを使いたい」と思われる方は、ジグザグ消しゴムの方が早いタイミングで次のカドにたどり着けるのでおススメです。
ジグザグ消しゴムまとめ
ジグザグ消しゴムについて解説しました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
- ジグザグ消しゴムは45個のカドがあり、次々に新しいカドが出てくる多面体。
- ジグザグ消しゴムの使い心地は摩擦が少なく軽い力で文字を消せる。
- カドケシとジグザグ消しゴム、次々と新しいカドを使いたいならジグザグ消しゴム
ジグザグ消しゴムやカドケシに限らず、最近では「消す」だけでなく、何かしらの特徴や機能が付加された消しゴムを数多く見かけます。
「ペンケースの中には消しゴムをひとつだけ」なんて固定概念は、令和の世には通用しなくなりそうですね。
消しゴムは持っているから…なんて思っている方も、2個目3個目と気になる個性の消しゴムを追加して、用途や状況、気分で使い分けてみてくださいね。