「ホッチキスでまとめておいて」と頼まれた資料のページ数が多すぎてとまらない、そんな経験ありませんか?
ムリヤリとめようとして資料を穴だらけにしたり、突き出たホッチキス針で指を怪我したり。
どうすれば良いのか、困ってしまいますよね。
そこで今回は枚数が多いときの紙のまとめ方について、対応しているホッチキスやホッチキス以外の製品についても解説していきます。
30枚、40枚、50枚と大量の紙のとめ方に悩まれている方はぜひご覧ください。
枚数が多いときの止め方
一般的なホッチキスでとめられる紙の枚数は、メーカー推奨で20枚程度です。
ムリをすればもう少し増やすことも出来そうですが、強度に問題がでるためおススメはできません。
30枚前後の紙をとめる機会が多い場合は、対応した製品を利用しましょう。
30枚対応のホッチキス
従来品と同じ10号針の使用で、最大の紙とじ枚数が32枚の商品も多数発売されています。
32枚とじ対応のホッチキスでおススメの商品はMAX社の「サクリフラット」です。
名前が表すとおり、サクリと軽い力で32枚の紙をキレイにとめることができます。
その他にも、仕上がりがキレイなフラットクリンチ機構や予備針ポケットなど使いやすい工夫がいっぱいの商品です。
40枚対応のホッチキス
30枚以上の紙をとめる機会が多いならMAX社の「Vaimo11(バイモ11)」シリーズがおススメです。
10号針より1ミリ長い「11号針」を使用するため、最大とじ枚数40枚に対応しています。
おススメのポイントは、枚数の多少にかかわらず軽い力でしっかりとキレイにとまること。
10号針と太さは同じ針を使用するため、2~40枚と幅広い枚数に対応し見た目もスッキリと仕上がります。
デスク内に収納可能なハンディタイプで、この対応枚数は大きな魅力です。
40枚以上対応のホッチキス
40枚以上の紙をとめるなら卓上タイプの大型ホッチキスが必要です。
卓上タイプで大型のホッチキスであれば100枚程度は楽にとまり、最大240枚まで対応する製品もあります。
ただし大型のホッチキスは本体価格も高く、専用の針が必要なためコストがかかってしまいます。
また卓上タイプは収納場所をとるため、使用頻度が低い場合はおススメではありません。
ホッチキスなしで止める方法
ホッチキスを使用せずに40枚以上の紙をとめる方法についても考えてみました。
クリップ
オフィス内にある事務用品で対応するなら、大型のクリップで代用可能かもしれません。
一時的な保管であれば問題なさそうですが、外部に配布する資料の場合は見た目がスマートではありません。
綴じ紐(ペーパーファスナー)
少し古風ですが「とじひも(つづりひも)」でまとめる方法もあります。
とじひもと同じ機能の「ペーパーファスナー」など、書類をとじるための商品も販売されています。
これなら50枚~100枚でも紙をまとめることができます。
ただしこれらの方法は資料に穴を開ける必要があるため、場合によっては利用不可となりそうです。
デュアルクリップ
資料を傷めずに、なおかつ見た目もスマートに大量の紙をまとめたい場面であれば連射式クリップ機「マックス デュアルクリップ」をおススメします。
この商品を使用すれば最大55枚の資料も、紙に穴をあけることなく見た目もすっきりとまとまります。
専用のクリップ玉は必要ですが、卓上のホッチキスと比較すると、本体価格が安価のためトータルでは低コストですみます。
クリップ玉は対応枚数に応じ「55枚とじ:中厚玉」「40枚とじ:中玉」の2種類です。
(本体購入時にクリップ玉2種、各8個ずつ付属)
本体が一つあれば、どちらのクリップ玉でも使用は可能です。
使い方もとてもシンプルです。
本体後方の挿入口よりクリップ玉をセットします。
前方のとめ口に紙をはさみ、本体中央部を親指で前方にスライドさせます。
その際にクリップ玉を前方に押し込み、紙をとめれば完了です。
50枚のコピー用紙も楽にキレイにとまりました。
対応最小枚数の規定は特になさそうですが、念のため少ない枚数も試してみました。
同じコピー用紙を2種類のクリップ玉、中玉で3枚、中厚玉で50枚とめてみます。
どちらも問題なくしっかりとキレイに仕上がりました。
ただし個人的には、少ない枚数ならホッチキスの方が楽だと思います。
本体裏面にリムーバーもついています。
クリップ玉を外すと少し跡が残りますが、気になるほどではありません。
外したクリップ玉は再利用が可能なのもうれしいポイントです。
50枚前後の紙をまとめる頻度が高い方は「デュアルクリップ」を持っていると安心ですね。
枚数が多い紙の止め方まとめ
今回は枚数が多いときの紙の止め方について、対応のホッチキスやホッチキス以外の製品も含め解説しました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
- 20枚以上の紙をとめるなら対応したホッチキスが必要になる
- 30枚前後ならサクリフラット、40枚前後ならVaimo11(バイモ11) がおススメ
- 50枚以上の紙をとめるなら大型の卓上ホッチキスを使用
- 低コストで50枚以上の紙をとめたい場合は、MAX社のデュアルクリップが便利
会議資料やプレゼンの資料など、30枚を超える紙をまとめる場面は意外と多いですよね。
発生する頻度や状況にあわせ、適した製品を準備しておけばいざというときにも安心です。
「備えあれば憂いなし」
枚数が多い紙のとめ方に悩んでいる方の参考になればうれしいです。
50枚以上閉じられるホッチキスの記事もあるので、ぜひ参考にしてください。