普段何気なくホッチキス留めしている資料や書類。
ふと「横書きの書類だとホッチキス留めの位置は左右どちらが正解だろう?」と疑問がわいてしまいました。
「どっちでもいいじゃないか」と思う方もいらっしゃるでしょうが、調べてみると一般的なビジネスマナーとしての決まりがあるようです。
今回は、横書き書類のホッチキス位置について解説しています。
用紙の向きや文書の向きに関係なく、簡単な覚え方もあるので参考にされてくださいね。
横書きのホッチキス針の位置
もともと日本語は上から下へと文字を連ねる、縦書きで表記されてきました。
けれども学校やオフィス、公式の場面など、現代では横書きの文書が主流です。
文書が横書きの場合、ホッチキス針の位置はどこが適切なのか。
用紙の向きにより、以下の2パターンが考えられます。
用紙がたて向きの場合
文書が横書きで、用紙がたて向きの場合。
ホッチキス針の位置は用紙の「左上」が適切です。
用紙が横向きの場合
文書が横書きで、用紙が横向きの場合も同じです。
ホッチキス針の位置は用紙の「左上」が適切です。
用紙の向きに関係なく、横書き文書であればホッチキス針の位置は用紙の「左上」です。
基本的には「文書の書き出し位置」になると覚えると良いと思います。
ちなみに、文書が縦書きの場合ホッチキス針の位置は「文書の書き出し位置」である用紙の「右上」が適切となります。
針なしホッチキスは使ってよいか
それでは、針のないタイプのホッチキスならどこをとめるのが適切でしょうか?
文書が横書きであれば、答えはもちろん通常のホッチキスと同じ「左上」です。
ただし、針なしタイプのホッチキスは書類に穴を開けてしまったり、強度がいまひとつだったりするため、正式な書類をまとめる際には基本的に使用しません。
横書きのホッチキスの位置はどこ?まとめ
横書きのホッチキス留め位置について解説しました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
- 横書きの書類、用紙がたて向きでも横向きでもホッチキス位置は「左上」
- ホッチキスで留める位置は基本的に「文書の書き出し位置」に準じる
- 針なしホッチキスでも横書きならホッチキス位置は「左上」ただし正式書類には使用しない
書類の取り扱いやホッチキス留めの位置など、ビジネスマナーには公式の規定があるわけではありません。
基本的には相手を思いやり「読みやすいように」「取り扱いがしやすいように」と考えると正解にたどり着く気がします。
また、一般的なビジネスマナーに関係なく、職場によっては独自ルールが存在する場合もあるのでご注意ください。
環境や状況にあわせ、適時判断されてくださいね。