ソニックのトガリターンは2017年文具大賞で機能部門を受賞した鉛筆削りです。
ちょっと変わった商品名や「トガると出てくる」と紹介されている特徴、削れないという噂など気になる部分が多い商品です。
今回はそんなトガリターンを解説しています。
実際に使用してみておどろいた3つの特徴や機能など、気になっている方はぜひ最後までご覧ください。
ソニックのトガリターン(スケルトン)
ソニックのトガリターン、スケルトンタイプを試してみました。
実際に使用してみて一番楽しかったのはこのスケルトンの構造です。
内部が透けて見えるので、ハンドルを回すと動力がこちらの歯車に伝わり、連動した部品が動き出して…といった機能が丸見えで大人でもワクワクします。
好奇心旺盛な年ごろの子供さんであれば、知育文具のような活用もできそうです。
スケルトン以外のカラーも展開されていますが、個人的にはスケルトンがおススメ。
入学のお祝いなどに喜ばれそうな商品だと思いました。
スケルトン部分以外でのトガリターンの大きな特徴は以下の3つです。
- とがると出てくる特許技術
- 差し込むだけの簡単操作
- 安心のロック機能
それぞれ細かく解説していきます。
トガリターンの特徴① とがると出てくる特許技術
トガリターン一番の特徴で一番の謎が、鉛筆が削り終わると自動で排出される機能です。
特許取得の技術だけあり、実際に試してみると驚きとちょっと感動まで味わえます。
一般的な手回し式の鉛筆削りでは、えんぴつの削り終わりは自分で判断するしかありません。
芯先がとがるとハンドルが空回りする商品もありますが、それでも「終わったかな?」と鉛筆を抜いて判断する必要があります。
トガリターンは削り終わるとガチャッと削り終わりを示す音がし、カタカタカタ…と鉛筆が自動でバックして出てくるのです。
小さい子供さんだと延々と削り続けて、使って間もない鉛筆がどんどん短くなってしまう…なんて心配もトガリターンではありません。
とがると出てくる特許技術は「ムダ削り防止」ができる、ありがたい機能です。
トガリターンの特徴② 差し込むだけの簡単操作
トガリターンの差し込み口部分を見ると、一般的な手回し式の鉛筆削りにある「ツマミ」部分が無いことに気づきます。
手回し式の鉛筆削りの場合、差し込み口上部についたツマミ部分をつまんで前面を引っぱりながら鉛筆を差し込む必要があります。
このひと手間が小さな子供には難しく、上手く削れない原因になる場合もあります。
トガリターンは差込口に鉛筆をグイっと(少し力が要ります)差し込むだけでセットは完了です。
後はハンドルを回して削るだけの簡単操作が嬉しい商品なのです。
トガリターンの特徴③ 安心のロック機能
トガリターンには3段階のロック機能が付いています。
- ロック解除 →削りクズを捨てる際に利用。この状態でのみダストケースが開きます。
- 普段の使用時 →鉛筆を削る際に利用。ダストケース部分のみロックがかかります。
- 完全ロック状態 →鉛筆の差し込み口自体が閉じてしまいます。収納時におススメ。
差込口部分が切り替えスイッチになっており、通常使用する段階でも削りクズが溜まるダストケースが開かないようにロックをかけておけます。
そのため、本体をうっかり倒したり落としたりしても削りクズが散らばって大惨事に…なんて危険がないのです。
たまった削りクズを捨てる時には、ロック部分を一番上まで上げてダストケースのロックを解除します。
鉛筆削りにありそうでなかったこの機能、なるほど…と個人的にとても感心してしまいました。
ちなみに、トガリターンのダストケースは通常の物より大きく設計されているので、削りクズがいっぱいになり捨てる回数もグッと減らせます。
トガリターンの使い方と感想
トガリターンの使い方は前項でも紹介した通りとってもシンプルです。
- 鉛筆を差し込み
- ハンドルを回す だけです。
鉛筆を差し込む時に少し力が要りますが、それ以外は圧倒的に簡単です。
仕上がると鉛筆は自動的に差し込み口からバックして出てきます。
キレイに削れました。
削れないは本当?
トガリターンは「短い鉛筆だと削れない」や「鉛筆が出てこなくなる」といった口コミを見かけました。
たしかに小さな子供さんなら短くなった鉛筆を押し込み過ぎてしまう心配はあるかもしれません。
けれども短い鉛筆が詰まった際の対処法などは同梱の取扱説明書にきちんと記載されているので安心です。
そのほかには、実際に使用してみて「削れないな」と感じる部分はありませんでした。
トガリターンまとめ
ソニックのトガリターンについて解説しました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
- トガリターンは鉛筆の芯先がとがると自動排出の機能で削り過ぎを防止できる
- トガリターンは簡単な操作と安心のロック機能で小さなお子様にも親切設計
- トガリターンの個人的なおススメは機能が透けて丸見えのスケルトンタイプ
手回し式の鉛筆削りは長年使用していますが、トガリターンの数々の機能には新鮮な驚きがいっぱいでした。
何よりスケルトン構造で透けて見える内部は鉛筆を削るだけでも見ていて楽しくなります。
カラフルなおもちゃのような印象とは違う、大人もうなる仕掛けの数々をぜひ一度試されてくださいね。
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