消しゴムを忘れたり、紛失してしまったり、イザというときに便利な消しゴム付きの鉛筆、ペンケースに入っていますか?
今回は意外と持っていない方も多い、消しゴム付きの鉛筆について解説します。
芯硬度(濃さ)の種類や、消えないと噂の消しゴムの実力も検証してみました。
1本あると便利な消しゴム付きの鉛筆について、ぜひ最後までご覧ください。
消しゴム付き鉛筆
いつも一緒に使う物なら一つにまとめてしまえ!的な発想を感じる消しゴム付き鉛筆。
起源は諸説あるようですが、鉛筆メーカー大手のトンボ鉛筆公式ホームページでは以下のように紹介されています。
ゴム付鉛筆の発明者
1858年にアメリカ人のハイマン・リップマン氏によってゴム付鉛筆が発明されました。彼はデッサン中に傍に置いた消しゴムがすぐなくなり、それを探すのがめんどうなために、鉛筆に消しゴムをセットすることを思いつきました。既にある2つの商品をくっつけると言うアイデア手法はハイマン法とも言われています。
引用:トンボ鉛筆公式ホームページ内「文具のまめちしき」より
消しゴム付きの鉛筆は三菱鉛筆やトンボ鉛筆など大手鉛筆メーカーから発売されています。
100均でも購入可能ですが、全体的に芯硬度(濃さ)の種類は多くない印象です。
トンボ鉛筆はH、HB、Bの3種類、三菱鉛筆はHBとBの2種類のみです。
濃い芯の消しゴム付き鉛筆が良い場合は、ダイソーに2Bのものが販売されていました。
どれくらい消えるのか
いざという時にとても便利な消しゴム付き鉛筆ですが「消しゴムが消えない」という噂も多いようです。
実際に鉛筆についている消しゴムを使用してみました。
今回試したのはトンボ鉛筆「ゴム付鉛筆2558」です。
パッケージには「固くならず、消しやすい」高性能ゴム採用と記載されています。
比較対象としてぺんてるのAinスマッシュ消しゴムを使用しました。
消してみると、普通の消しゴムと大きく変わらないな…というのが正直な感想です。
見た目の色や固さがいかにも「昭和の消しゴム」といった感じから、もっと差が出るのではと思っていたので意外な結果です。
消え方にそれほど差はありませんが、消し心地は一般の消しゴムに比べると固く感じます。
紙面との摩擦をしっかりと感じるため、薄い紙などは力の加減が難しいかもしれません。
そもそも一般的に使用される消しゴムは、塩化ビニール樹脂などプラスチック素材のため柔らかく、耐久性の観点から鉛筆の後ろにつけるには不向きだそうです。
今回使用した鉛筆についている消しゴムはパッケージに記載のある通り「高性能のゴム製」です。
素材がまったく別物なので、消え方や消し心地に差が出るのは当然ですよね。
ゴム製なので、もしかしたら経年劣化で消えにくくなる可能性はあるかもしれません。
消しゴムをつなぐ金具の名前は?
ちなみに、鉛筆と消しゴムをつないでいる部分の金具に名前があるのはご存じですか?
この部分の名前は「フェルール(ferrule)」といい英語で継ぎ手の意味があるそうです。
ちょっとしたトリビアとして知っておくと、人に自慢できそうですよね。
消しゴム付き鉛筆まとめ
消しゴム付き鉛筆について解説しました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
- 消しゴム付き鉛筆の消しゴムはゴム製のため少し固めだけどしっかり消せる
- 消しゴム付き鉛筆は芯硬度の種類が少ない
- 鉛筆と消しゴムをつなぐ金具部分の名前は「フェルール」
今回購入したトンボの消しゴム付き鉛筆はデザインも昭和レトロを思わせる「ザ・鉛筆!」な雰囲気で個人的にはお気に入りです。
もちろん、可愛らしいキャラクターデザインの消しゴム付き鉛筆も豊富に販売されています。
消しゴムをすぐになくしてしまうお子さんのペンケースには1本追加しておいてあげると、イザというときに役に立つと思いますよ。
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