三菱鉛筆のユニシリーズよりさらに高級モデルの「ハイユニ(Hi-uni)」があるのをご存じですか?
今回はそんな国産鉛筆の最高級品質とされる、三菱鉛筆のハイユニを紹介します。
気になる書き心地や1本あたりの価格、ユニ(uni)との違いなど解説しています。
書き心地を追求した高品質な鉛筆を探している方は、ぜひ参考にされてみてください。
三菱鉛筆のハイユニ
三菱鉛筆のハイユニ(Hi-uni)は1966年(昭和41年)に発売を開始、すでに高級鉛筆として人気のあったユニシリーズの上位モデルとして発売されています。
ユニシリーズで開発された独自技術をさらに進化させ、芯の原料である黒鉛と粘土を極限まで微粒子化させ、さらに大小の粒子を混合することでなめらかな書き味を追求しました。
どこまでも黒く濃い滑らかな書き心地でありながら、しっかりと硬度のある芯のため摩耗が少ないことも特徴です。
三菱鉛筆ハイユニの一番の特徴は硬度種類の多さです。
10Hから10Bまで、なんと22種類もの硬度(芯の濃さ)があります。(参考:三菱鉛筆 公式総合カタログ)
そのすべての硬度を一度に揃えることができる「ハイユニアートセット(税込3,960円)は、精緻な描き分けを求めるアーティストやデザイナーにも人気の商品です。
本体デザインもユニならではのえび茶色にワインレッドを混ぜたオリジナルカラーにユニシリーズとの違いとして頭部の黒部分にゴールドのラインが入っています。
さらに細かな違いですが、ユニシリーズは6角形の3面部分に芯の硬度が印字されていますが、ハイユニは6面全てに印字されています。
ハイユニの使い心地
三菱鉛筆ハイユニの2Bと6Bを実際に試してみました。
比較対象として三菱鉛筆ユニの同じ硬度の鉛筆を使用しています。
上から順に、ユニ 2B・ハイユニ 2B・ユニ 6B・ハイユニ 6Bです。
画像では伝わりにくいですが、塗りつぶした部分をじっと見ると芯の黒鉛と粘土の微粒子化を感じます。
紙当たりも普通の「滑らかさ」とは違い、しっかりと芯の硬さを感じながらシットリというかねっとりというか独特の感触で筆記しながら紙の上をなでる感覚です。
6Bのように柔らかめの芯の方がよりその特徴を感じられました。
もちろんユニの書き心地も大変滑らかなので、書き比べてみて初めてわかる程度の違いではあります。
日ごろから鉛筆をよく利用される方、イラストやデッサン、硬筆書写などに鉛筆を利用されている方にはぜひ試していただきたい書き心地です。
ハイユニ鉛筆一本の値段
高級鉛筆のさらに上位モデルとなると、気になるのはその価格ですよね。
三菱鉛筆のハイユニ(Hi-uni)はプラスティックケースに12本入りで1,980円(税込)、1本あたり165円(税込)です。
ちなみに、三菱鉛筆ユニ(uni)は箱入り12本で1,320円(税込)、1本あたりは110円となっています。
ユニシリーズにはさらに手ごろな価格でユニならではの書き心地を味わえる、ユニスター(uni star)があり、価格は12本入り924円で販売されています。
商品名 | ハイユニ (Hi-uni) | ユニ (uni) | ユニスター (uni☆star) |
---|---|---|---|
価格(税込) | 165円/本 1,980円/箱 | 110円/本 1,320円/箱 | 77円/本 924円/箱 |
硬度種類 | 10H~10B(22種) F,HB含 | 9H~6B(17種) F,HB含 | 2H,H,HB,B,2B,3B,4B (7種) |
特徴 | 黒く滑らかに書ける 理想の芯 | Bの黒さでHの硬さ 高級鉛筆の定番 | ユニに近い書き味 学生からプロまで |
三菱鉛筆のハイユニまとめ
三菱鉛筆のハイユニについて解説しました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
- 三菱鉛筆ハイユニはユニシリーズの上位モデルで最高品質の滑らかな書き心地
- 三菱鉛筆ハイユニは22種類の芯硬度(濃さ)が特徴
- 三菱鉛筆ハイユニの価格は税込み1箱1,980円、1本165円
鉛筆芯は硬めが好きなのでHやFを好んで使用していたのですが、今回ハイユニを使用してみて滑らかで濃い芯の書き心地にすっかり魅了されました。
デザイン画やデッサンなどで鉛筆を使われる方だけでなく、あまり鉛筆芯にこだわりがないという方にも、一度試してみてほしい鉛筆です。
ハイユニならではの筆記感のとりこになると思いますよ。
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