共通テストの受験には、使用できる筆記具に規定があるのはご存じですか?
Bや2Bは推奨されておらず、日ごろ利用されているシャープペンシルは回答用紙記入には使用できません。
今回は共通テストに使用できる鉛筆の種類と、おすすめ鉛筆を3種類紹介します。
安心して当日を迎えるためにも、この記事を参考にしっかりと準備をされてくださいね。
共通テストに使える鉛筆とは?
使用できる鉛筆については、共通テストを実施運営している独立行政法人「大学入試センター」公式ホームページ内に以下のように記載があります。
黒鉛筆(H、F、HBに限る。和歌・格言等が印刷されているものは不可。)
参照:独立行政法人 大学入試センター 公式ホームページ内 よくある質問
最近は柔らかい芯(Bや2B)が主流であることを考えると、少し薄い芯の指定だなと感じました。
理由について明記はされていませんが、回答用紙がマークシート式であることに関係していると思われます。
柔らかく濃い芯では消した際に消し跡が残ったり、マークした部分が手や袖口でこすれて周りが黒く汚れてしまったりするためではないでしょうか。
日ごろBや2Bの鉛筆を利用している方は早めに試験用鉛筆の準備と、硬めの芯に慣れておくことをおすすめします。
また鉛筆によっては、軸部分に文字や文が刻印されているものもあります。
規定では「和歌、格言」が禁止となっていますが、できるだけ文字等の刻印が少ないデザインを選ぶのが無難です。
シャープペンシルもメモや計算に使用する場合のみ利用可となっていますが、回答用紙記入には使えません。
赤鉛筆やマーカー類は試験時間中に机の上へ出すこともできません。
当日のペンケースの内容については、事前にしっかりとチェックをされてください。
共通テストにおすすめの鉛筆3選
そんな規定に則った、共通テストにおすすめの鉛筆を3種選んでみました。
もちろん使い慣れている鉛筆が一番ですが、迷ったら専用の商品がおすすめです。
後悔のない鉛筆選びの参考になれば良いなと思います。
トンボ鉛筆 MONOマークシート用鉛筆
MONOマークシート用鉛筆はしっかりと濃くマークできる超微粒子芯を使用したHBの鉛筆です。
紙うつりは黒く濃い芯ですがこすれに強く、プラスチック消しゴムとの相性もよいため消し跡を残さずキレイに消せるのも特徴です。
もう一つのおすすめポイントは、トンボのロゴマークにあります。
トンボは縁起の良い吉祥文様の一つで、前に前にと飛んでいくさまから「勝ち虫」とも呼ばれています。
受験に勝つ!の意味もこめて、トンボマークの鉛筆が1本目に入るところにあれば少しは心強く感じられるのではないでしょうか。
使い心地など詳しくはこちらの記事も参考にされてください。
ステッドラーホワイト 試験用鉛筆
憧れのドイツブランド「ステッドラー」からも試験用鉛筆が発売されています。
高級製図用鉛筆のルモグラフと同じ芯が使われているため、紙面への固着性がよく硬質で摩耗が少ないのが特徴です。
細かな粒子を感じる芯はムラなく均一に塗り広げることができます。
同じ硬度の芯でもやや硬めの書き心地なので、筆圧が強めの方におすすめです。
通常版のルモグラフは鮮やかなブルーの軸色が特徴ですが、試験用鉛筆は真っ白で悪目立ちしません。
デザインもブランド名と芯硬度のみとシンプルで、ブランドロゴである軍神マルスの横顔は受験生には心強いお守り代わりになりそうです。
3本セットでキャップ付き、芯硬度も共通テストの規定にあったHBです。
ルモグラフの使い心地についてはこちらの記事も参考にされてください。
太宰府天満宮 合格鉛筆
太宰府天満宮といえば、学問の神様「菅原道真公」を祀った受験生に人気の天満宮です。
そんな太宰府天満宮ゆかりの合格祈願グッズ「合格鉛筆」が販売されています。
合格にちなんだ五角形の軸に「大宰府 合格鉛筆」とのみ描かれており、ご利益のありそうなデザインです。
無塗装の木肌仕立ての軸には道真公ゆかりの梅紋も刻印されています。
芯硬度もHBで鉛筆規定に問題ない商品です。
合格鉛筆の使い心地や購入方法など詳しくは、こちらの記事も参考にされてください。
共通テストにおすすめの鉛筆 まとめ
共通テストにおすすめの鉛筆について解説しました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
- 共通テストに使える鉛筆はH・F・HBで軸に格言や和歌が印字されていないもの
- マークシート用や試験用などに特化した芯が特徴の鉛筆が共通テストにおすすめ
- 共通テストに使う鉛筆は早めに購入して使い慣れておくことが大切
芯硬度に規定があるため、早めに受験本番用の鉛筆を決めて毎日の勉強時に使い慣れておくことをおすすめしたいです。
同じ硬度の芯でもメーカーやブランドによって特徴があるので、これを機に自分好みの鉛筆を探してみてください。
日ごろの成果をしっかりと発揮できるよう、後悔のない鉛筆選びをされてくださいね。
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