「削らず、書ける」鉛筆として話題のサンスター文具のメタシルをご存じですか?
金属鉛筆という、ちょっと変わったジャンルの筆記具です。
実はそんなメタシルの類似商品が100均でも発売されています。
今回はセリアとダイソーで購入したメタシル風の筆記具を紹介します。
本家メタシルとの書き心地の比較など、気になる方はぜひ最後までご覧ください。
メタシルとは
メタシル(metacil)とはサンスター文具より発売された金属鉛筆です。
黒鉛を含む特殊合金製の硬質な芯のため摩耗が非常に少なく、削らずに16kmの筆記が可能とされています。
累計販売本数は25万本を超え一時期は入手困難になるほどのヒット商品となりました。
本体軸部分まで金属製のため重量感もあり、メタリックでシックなデザインが高級感のある「大人の鉛筆」として今も変わらず人気の筆記具です。
セリアのメタシル
セリアで販売されているメタシル風の筆記具は「メタ鉛筆」という名称です。
「特殊合金の強い芯で折れにくい、削らない鉛筆」とパッケージには記載されています。
芯の材質は黒鉛を含む特殊合金で、芯の濃さは鉛筆の2H相当とメタシルと同じです。
筆記可能距離について記載はありませんでした。
メタシルと違う点はキャップと消しゴムが付属している点と、本体軸部分が樹脂製のためとても軽い点です。
書き心地はメタシルより紙のあたりが硬めでガリっとした印象です。
メタシルとHの鉛筆と書き比べてみましたが、文字の濃さにそれほど変わりはありません。
普通の消しゴムでも問題なく消すことができました。
ダイソーのメタシル
ダイソーで販売されているメタシル風の筆記具は「コークスペン」という名称で、金属芯ではなく石油コークスという炭素を多く含む物質が芯の原料となっています。
パッケージには「摩耗が少なく書き続けられる、強めの筆圧でも折れにくい、鉛筆のような書き心地」と記載されています。
同じシリーズで軸部分が長めの三角軸のタイプと、軸部分が短めで太軸のタイプの2種類で、それぞれキャップと消しゴムが付属しています。
太軸の製品はキャップにホルダーが付いているため、胸ポケットにさして持ち歩くのに便利そうです。
今回はブラックを購入しましたが、ピンクやミントグリーンなど、明るい色のカラーバリエーションも豊富でした。
書き心地は紙あたりが軽い印象で、鉛筆に近い感覚です。
メタシルとHの鉛筆と書き比べてみましたが、こちらも文字の濃さに違いはほとんど感じません。
普通の消しゴムでも同じように消すことができました。
100均のメタシルまとめ
100均のメタシルについて解説しました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
- メタシル風の筆記具はセリアとダイソーで買える
- 100均のメタシルは軽くてキャップと消しゴム付
- 100均のメタシルは鉛筆に近い書き心地で消しゴムでも消せる
今回100均の商品を試してみて、メタシルよりも鉛筆に近い感覚で利用できるなと思いました。
全体的に本体が軽く、芯部分の金属感が薄いせいかもしれません。
100均でも発売されていることで「金属鉛筆」というジャンルの認知度が拡がっているのかなと感じました。
個人的には110円でメタシル風を購入するならメタシルのライトシリーズ「メタシルライトノック」を385円で手に入れたほうがお得感はあるような気がします。
もちろん好みは人それぞれです。色々と比較して、好みの商品をみつけてくださいね。
販売元 | サンスター文具 | サンスター文具 | セリア | ダイソー | ダイソー |
商品名 | メタシル | メタシルライトノック | メタ鉛筆 | コークスペン(細) | コークスペン(太) |
芯の材質 | 黒鉛含特殊合金 | 黒鉛含特殊合金 | 黒鉛含特殊合金 | 石油コークス | 石油コークス |
本体材質 | アルミ製 | 合成樹脂製 | 合成樹脂製 | 合成樹脂製 | 合成樹脂製 |
芯の濃さ | 鉛筆2H相当 | 鉛筆H相当 | 鉛筆2H相当 | 鉛筆2H相当 | 鉛筆2H相当 |
長 さ | 160mm | 145mm | 155mm | 158mm | 130mm |
重 量 | 14g | 8g | 5.3g | 5.4g | 8.4g |
価 格 | 990円(税込) | 385円(税込) | 110円(税込) | 110円(税込) | 110円(税込) |
備 考 | 替え芯あり | ノック式 | キャップ、消しゴム付 | キャップ、消しゴム付 | ホルダー付キャップ、消しゴム付 |