パイロットのS20とレグノを比較してみた!おすすめはどっち?

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パイロットを代表する木製シャーペンのS20とレグノ。同じ素材、同じ価格帯であることから比較されることも多いんです。ぶっちゃけどちらがいいのか、文房具の森でも筆者の独断と偏見で決着をつけていきたいと思います!

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目次

パイロットのS20とレグノ

今回ご紹介するのは以下の2つ。

  • S20エストゥエンティ
  • レグノ(LEGNO)

S20はSシリーズの中の一つ。Sシリーズには他にS5、S10、S30があります。
Sシリーズは「勉強から一般事務、製図まで」がコンセプトのシャーペンです。
このコンセプトの通り、S20はペン先が長く、細かい筆記に向いているのが一目で分かるようになっています。

レグノ(LEGNO)は木の温かみをダイレクトに感じる木軸が特徴のシャーペン。
カバ材とメイプル材の2種類がありますが、今回ご紹介するのはカバ材のレグノです。

まずは、基本情報から。
S20もレグノも素材はカバ材です。

S20レグノ
価格(税込)¥2200¥2750
芯形0.3mm/0.5mm0.5mm
カラー5色
ブラック/ブラウン/
マホガニー/ダークブラウン/

ディープレッド
3色
ダークブラウン/ブラウン/
ディープレッド
販売場所ロフト/東急ハンズ/
文房具店/Amazon/楽天
Amazon/楽天


それぞれ個別にご紹介もしています。
気になる人はこちらからぜひ。

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次に、見た目にフォーカスしていきます。

全体像

(左から)S20(ダークブラウン、0.5mm)/レグノ(ディープレッド、0.5mm)

こちらが全体像になります。
同じ素材ですが、デザインは全然違いますね。

S20は曲線的でありながらも全体的に細く、洗練された印象を受けます。
キャップ部分に芯形を示す窓があり、メカニカル感もあります。


一方レグノはストレートで、どっしり感がすごいです。
特にこれといった装飾がなく、このどシンプルさが魅力的です。

ですが、どちらもどこか優しい感じはありますね。木製の力なのだと思います。

(左から)S20(ダークブラウン、0.5mm)/レグノ(ディープレッド、0.5mm)

製品名のロゴはこんな感じ。
S20はプリントなので擦れて今にも消えそうになっています。
レグノは刻印なので消える心配なし。

(上から)S20(ダークブラウン、0.5mm)/レグノ(ディープレッド、0.5mm)

「PILOT」のロゴの入り方も違います。
S20は横向きですが、レグノは縦向き。レグノの方には本当に小さく刻まれています。

金属部分の光沢

(左から)S20(ダークブラウン、0.5mm)/レグノ(ディープレッド、0.5mm)

金属部分の光沢感が大きく異なります。
S20はマットであるのに対し、レグノはピカッとしています。

マットだと木と上手く調和してシックな印象に。
ピカッとしていると木とコントラストが生まれ、煌びやかな印象になりますね。

ペン先

(上から)S20(ダークブラウン、0.5mm)/レグノ(ディープレッド、0.5mm)

S20は最大の特徴ともいえる長いパイプが目をひきます。
レグノはボールペンのようなペン先です。

長さを比較してみると、S20の方が3mmほど長いです。

これが書き心地にどのように影響してくるのか楽しみです。

S20とレグノの使い心地

肝心の使い心地を比較していきます。

書き心地

正直、どちらも書き心地は素晴らしいです。
両者それぞれに良いところがありますね。

S20は製図用ということもあり、繊細でシャープな文字を書くことができます。さすがです。
細長いパイプのコツコツとした感じがやみつきになります。

特に、数学の問題を解くのに最適だと思います。グラフを書いたり、複雑な数式(三角関数など)を書く場面で大活躍してくれそうです。

一方レグノは、スルスルと文字を書くことができます。
芯が滑らかに削れていく感覚があり、次々に筆が進んでいきます。

特に、文章をよく書く人にはぴったりだと思います。
実際、英作文を書いていてとても心地よかったです。アルファベットは特に曲線的で丸々としているので、レグノの滑らかさが有利に働きました。

繰り返しになりますが、両方とも書き心地は良いです。
自分が好きな書き心地、シャーペンを使う用途に合わせて選ぶと良い
と思います。

疲れにくさ

ここは少し違いが出ました。
S20の方が疲れにくく、レグノの方が少し疲れやすかったです。

理由は重心の位置。レグノを持ってみると少し上の方に重みを感じます。
そのため、力を入れずに書くとペン先がブレる感覚があります。


結果、力を入れて書くことになり長時間書いていると手が疲れてしまいました。

耐久性

耐久性についてはレグノの方に軍配が上がりました
S20は落としてしまうと、ペン先が曲がる可能性が高いんです。


S20の特徴であり魅力の細長いパイプ。細長いだけに落下の衝撃に弱く、曲がることが多々あるんだとか…。

Amazonにパイプが曲がってしまったとのレビューが多々見受けられました。

シャーペンを日常的に使う人にとっては、気兼ねなく使えるかどうかも大切なポイントです。

S20を使う際には、うっかり落としてしまわないようにしましょう!

ですが!
実はパイロットには1本¥1100(税込)のシャーペンを修理してくれるサービス(有料)があるんです!

詳細はこちらで解説しているのでぜひ!

どっちがおすすめ?

結論、

レグノがおすすめです。

書き心地は両方に良いところがあったため、甲乙つけられず…。
そのため、書き心地以外で判定させていただきました。

レグノを選んだ理由は以下の3つ。

  • 見た目が好み
  • 気兼ねなく使える
  • ネットで定価(もしくは定価以下)で買える

1.見た目が好み

これはもう筆者個人の問題です。
純粋にレグノのシンプルで木の温もりを感じられるデザイン性に胸を撃ち抜かれました。

2.気兼ねなく使える

先述しましたが、S20にはペン先が曲がりやすいという心配点があります。
シャーペンは毎日使うものです。なので、「書けなくなるリスク」が高いと快適なシャーペンライフは送りづらいと思ってしまいました。

3.ネットで定価(もしくは定価以下)で買える

実はS20はAmazon等では在庫切れになっていたり、定価より高値で販売されていたりするんです…。

完全に壊れてしまい、もう一度買いたいときには手に入らない可能性もあります。
そうなると、とてもショックですよね。

この点、レグノはAmazon等(2024.6.29時点)では安定して在庫があり、定価よりもお安く買うことができちゃいます。

加えて、S20と比べてレグノ方がコスパがいいとも思っています。

S20の定価は1本¥2200。レグノの定価は1本¥2750。
レグノの方が¥550高いことになります。

ですが、S20をペン先が曲がる度に修理していると、あっという間に¥550以上費用がかかることになります。

これらから、手軽にゲットできてコスパもいいレグノを選ばせていただきました!

とはいえ、どちらも秀逸なので、どちらを使っても後悔することはないと思います。

あとがき

今回はパイロットのS20とレグノについて紹介してきました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。

  • どちらも甲乙つけがたい書き心地
  • 細かさを求めるならS20、滑らかさを求めるならレグノ
  • 筆者はレグノをおすすめ

本当にどちらも使いやすい木軸シャーペンでした。甲乙つけがたかったです。どうしてもどちらを買えばいいか決められない人は、細かい筆記をするときはS20、手軽にスルスル書きたいときはレグノ、と使い分けることを前提にして両方ゲットするのもありだと思います。シャーペンはなんぼ持っていても良いですからね^^

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