日本の筆記具メーカーの老舗、プラチナ万年筆(PLATINUM)よりプロユースシリーズの限定生産モデルが2024年3月に発売されています。
今回はその「プロユース231(PRO-USE231)について解説しました。
商品の特徴や実際の使い心地、正規取扱店の調べ方など紹介しています。
気になっている方はぜひ参考にされてくださいね。
プラチナ万年筆(PLATINUM)プロユースとは
プラチナ万年筆は創業100年を越える日本の筆記具メーカーの老舗です。プロユースシリーズは「最高の結果を出すための最高の道具」を追求し、創作のプロフェッショナルを支える1本として誕生しました。
製図用シャーペンでありながら、普段使いにも適する機能や工夫が施されたシリーズです。
以前はあった複数のモデルが廃盤となっており、公式ホームページで確認する限り現在では171のみが定番製造されています。(厳密にはMSDA-2500とMSDA-1500の2タイプ)
プロユース231の特徴と使い心地
発売日:2024年3月22日
品 番:MSDC-1500B【限定生産品】
価 格:1,650 円(税込)
軸 色 :ブラック、ブルー
芯 径:0.5mm
サイズ:全長152mm(148.7mm芯ガイドパイプ収納時) 最大径10mm 標準重量17.1g
素 材:軸・胴(樹脂)/クリップ(金属にクロームメッキ)
グリップ(ゴム)/口金(金属にクロームメッキ)
【参照:プラチナ万年筆 公式サイト】
プロユース231は現在171だけとなっているプロユースシリーズの限定生産モデルで2024年3月22日に発売されました。定番の171とは大きく異なる特徴が以下の3点です。
- プラチナ万年筆独自構造「オ・レーヌガード機構」
- 先端芯パイプを保護する「パイプスライド機構」
- 疲れにくいラバー製グリップ
それぞれ解説していきます。
「オ・レーヌガード機構」
シャーペンの芯は筆記時よりもペンケースなどに収納して持ち運ぶ時や、落としたりぶつけたりの衝撃が原因で軸内部にて折れてしまうことの方が実は多いそうです。
プロユース231に搭載されているオ・レーヌガード機構はペン先に内蔵された2つのパーツで芯をがっちりとガードして内部での芯折れを防いでくれます。
芯先がガードされているためか、書き心地もかっちりとした安定感があります。紙面へのあたりは硬すぎず、芯先のブレが少ないしっかりとした筆記感です。
「パイプスライド機構」
定規を使用して線を引くことの多い製図用シャーペンの特徴は、細くて長いペン先のパイプです。
筆記箇所の視認性が高くなるメリットの反面、繊細なつくりのため破損しやすいデメリットもあります。
パイプスライド機構は、この先端パイプ部分をペン先に収納できるのです。
芯を繰り出す時と同じように、ノックするだけでパイプの出し入れができます。
使用しない時にはペン先に収納し保護されているので持ち運びの際なども安心です。
ラバー製グリップ
プロユース171はローレット加工のメタルグリップが採用されていますが、231は指先に優しいエラストマー製ラバーグリップになっています。
柔らか過ぎず触り心地もサラッとしています。
べた付かないのにグリップ力がしっかりとあり、長時間使用しても疲れにくい印象です。
プロユース231 その他の特徴
プロユース231を使用して、個人的にちょっと気になる点について補足します。
231はオ・レーヌガードやパイプスライド機構を搭載しているせいか、ペン先部分が一般的なシャーペンよりちょっと長い設計です。
視認性がよくなるメリットの反面、ちょっとバランスがとりにくいかな…と感じました。
全長も152mmと長めのせいか重心もちょっと高めの印象です。メタルグリップなど低めに重心のある書き心地が好きな筆者には、少し取り扱いが難しい1本かなと思いました。
プロユース231はどこで買える?
プロユース231は限定生産モデルとして2024年3月22日に発売されています。
限定生産ではありますが、発売発表後の反響が大きく予定数より多くの注文を受け、生産数を増やした…との噂もあります。
そのためか、2024年7月現在でも確認する限りネットショップなどで購入可能な店舗はまだあるようです。
実店舗については、公式サイトにプラチナ万年筆社製品の正規取扱店を検索できるシステムがあるので、下添リンクを参考にされてください。
※ 店内在庫の有無については直接のお問い合わせが必要です
プロユース231まとめ
プラチナ万年筆のプロユース231について解説しました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
- プロユースシリーズは一般筆記にも適した機能を備えた製図用シャーペン
- プロユース231には芯とペン先のパイプを保護する機能付き
- プラチナ万年筆製品の正規取扱店は公式ホームページで検索できる
初めて手にしたプロユースが171だったせいか、231を見た時は同じシリーズなのにずいぶんとデザインも違うんだな…とちょっと驚きました。
特徴的なペン先の形状は、いかにも製図用シャーペンといったデザインだなと感じます。メカニックなツール好きな方や専門の道具にこだわるタイプの方が好きそうだな…と。
そんなデザインでありながら、勉強や一般筆記にも使いやすい工夫が詰まった1本です。
こだわりのシャーペンで少し人と差をつけたい方はぜひ一度試してほしいと思います。
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