パイロットと言えば、「ドクターグリップ」や「オプト」など、数々の名品シャーペンを生み出していますよね。そんな中でも、本物の木を用いた木軸シャーペンがあるのはご存知でしょうか。今回はパイロットの人気木軸シャーペン3つを紹介、比較していきます。
パイロットの木軸シャーペン
今回ご紹介するのは、以下の3つ。
- S20
- S30
- レグノ(LEGNO)
S20とS30はSシリーズの中の一つ。「勉強から一般事務、製図まで」がコンセプトのシャーペンです。
レグノは木の温かみをダイレクトに感じる木軸が特徴のシャーペン。
まずは、それぞれの基本情報をまとめてみました。
ちなみに、素材はどれも同じ「カバ材」です。
S20 | S30 | レグノ | |
(税込) 価格 | ¥2200 | ¥3300 | ¥2750 |
芯形 | 0.3mm/0.5mm | 0.5mm | 0.5mm |
カラー | 5色 ブラック/ブラウン/ マホガニー/ダークブラウン/ ディープレッド | 4色 ダークブラウン/ディープレッド/ ブラック/ブラウン | 3色 ダークブラウン/ブラウン/ ディープレッド |
販売場所 | ロフト/東急ハンズ/ 文房具店/Amazon/楽天 | ロフト/東急ハンズ/ 文房具店/Amazon/楽天 | Amazon/楽天 |
それぞれについて、個別で細かくレビューもしています。
ぜひチェックしてみてくださいね。
見た目の比較
それでは、まずは見た目の比較からしていきます。
全体像
こちらが3本の全体像になります。
S20とS30は同じシリーズということもあり、曲線的なデザインでそっくりです(というか同じ?)。
一方レグノは対照的なストレートボディです。
ストレートでも木製なので温かみを感じます。
グリップ部分をアップしてみました。
どれも本物の木を使用しているので、木目がどれも違うことが分かります。
金属部分
次に金属部分を見ていきます。
S20はマットな質感で、S30とレグノには光沢感があります。
特にS30は自分を反射するほどの光沢感があります。
キャップはこんな感じです。
S30のみ、キャップも木でできています。
S30は¥3300と頭ひとつ抜けてお高いので、こういったディティールにこだわりを感じます。
ペン先
ペン先は3種3様で個性が光っています。
S20の特徴は何と言っても、細長いパイプです。見るからに書きやすそう。
S30のペン先はちょっと特殊。「オートマチック機構」という機能が搭載されているんです。
「オートマチック機構」とは簡単に言うと「書いているとノックせずとも自動で芯が出てくる」というものです。
これが吉が出るのか凶が出るのか楽しみです。
レグノのペン先はボールペンのような感じで、とてもシンプルです。
S20、S30と比べて3mmほど短いのも特徴です。
3種類の使い心地
それでは実際の使い心地を比較していきます。
書き心地
それぞれのシャーペンを使って連立方程式の問題を解き、書き心地を比較してみました。
S20はコツコツとした書き心地で、小さい文字をくっきりと書くのに最適です。
S20についてもっと知りたい方はこちら。
S30は安定感が素晴らしいです。適度な重さで重心の位置もばっちり。更にオートマチック機構を利用すると、勝手に芯が出てくるのでノックする手間もいりません。1番手が疲れませんでした。
S30についてもっと知りたい方はこちら。
レグノはとってもなめらかな書き心地で、筆が軽やかに進みます。ストレートなボディですが、グリップ部分は窪んでいて握りやすさも問題ありませんでした。
レグノについてもっと知りたい方はこちら。
【レグノ関連記事】
正直、どれも本当に書きやすかったです!
まとめるとこんな感じ。
- S20:細かい筆記が好きな人におすすめ
- S30:長時間の筆記に集中したい人におすすめ
- レグノ:なめらかな筆記が好きな人におすすめ
ちょっと注意したいところ
それぞれ注意したい点があるのでご紹介します。
【S20】取り扱いは慎重に
S20最大の魅力であるペン先ですが、取り扱いには注意が必要です。
なぜなら、ペン先の細長いパイプ、落とすと曲がるからです。
Amazon等でも落として曲がってしまったとのレビューが多々みられました。
1本¥2200と高価なのでショックですよね。
ですが、パイロットには1本¥1100以上のシャーペンを修理してくれるサービスがあります。
買い直すよりも費用を抑えられる可能性もあります!
曲がってしまっても、諦めずに修理を頼んでみましょう!
修理できると言っても、曲がらないことが一番。
普段からの取り扱いは慎重にいきたいところです。
【S30】オートマチック機構の良し悪し
S30に搭載されている「オートマチック機構」。自動で芯が出てくるため、ノックの必要がないのはとっても魅力的です。
ですが、機構を発動するには条件があります。
芯が出ていない状態に限り、オートマチック機構は発動されます。
つまり、芯を長く出して書きたい人には微妙な機能ということになります。
また、オートマチック機構を発動した状態で書いていると、たまに字が掠れてしまうことがありました。
オートマチック機構が本当に必要かどうか、吟味するポイントになりそうです。
【レグノ】手が疲れやすい
レグノは重心が他2本と比べて上にあります。
写真の◯を付けているところに重みを感じます。
重心が上にあることでペン先がブレやすくなります。
結果として、ペン先を固定するために、しっかり力を込めてシャーペンを握ることになり、
長時間書いていると手がだるくなってしまいました。
個人的なおすすめは【S30】
筆者は「S30」が好き
理由は見た目がドストライクに好みなのと、バランスが非常に良いからです。
木が贅沢にたっぷり使われている木とキラッと光る金属部分が本当に素敵。
オートマチック機構には良し悪しがありますが、細かい字もお手のもので手も疲れにくい。
筆者が求めるシャーペンそのもの!!
お値段は¥3300と高いです。
ですが、どのシャーペンを使うか迷ったとき結局手にとってしまうのはS30です。
ペン先が曲がる心配もないので、長く使えることも考慮するとコスパもいいと思っています。
女子も使いたくなる魅力
パイロットの木軸シャーペンは、男女問わず使いやすいところもポイントです。
特に北欧テイスト等、ナチュラル好きの女性にはとってもおすすめ。
マホガニー、ブラウン、ディープレッドは女性は絶対好きな色味だと思います。
使うたびに「可愛いな」とテンションが上がりますし、ペンケースを開けて木目が見える度にニヤニヤしてしまいます。
アクセサリーのような感覚でシャーペンが使えるって、とても素敵ではないでしょうか。
あとがき
今回はパイロットの人気木軸シャーペンS20、S30、レグノについて紹介してきました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
- どれも個性が光る
- どれも書きやすさに文句なし
- 木軸シャーペンは男女問わず使いやすい
パイロットの人気木軸シャーペン3選、いかがでしたでしょうか。どれも似ているようで違っていて個性が光るシャーペンたちでした。自分用にはもちろん、プレゼントにもおすすめの木軸シャーペン。ぜひチェックしてみてください。
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