【復刻】パイロットの2020 (フレフレ) シャーペンをレビュー

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「学生時代に使っていたやつ!」「懐かしい!」という声も多く見られるパイロットの2020(フレフレ)が約30年の時を経てなんと復刻!いったいどんなシャーペンなのか、今の時代の高性能なシャーペンと比べてどうなのか、レビューしていきます!

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目次

パイロットの2020(フレフレ)

今回ご紹介するのは、パイロットの2020(フレフレ)というシャーペンです。
2020と書いてフレフレと読みます。

なんとこの2020は1978年に発売の元祖フレフレ機構が搭載されたシャーペンの復刻品なんです。

【そもそもフレフレ機構って?】
パイロットが開発したシャーペンをフルだけで芯が出るという仕組みのこと。
ノックのために持ち手を変える必要がないため、筆記に集中できるという優れもの。

今では、パイロットを代表するシャーペンのドクターグリップにも搭載されています。

そんな優れた機能が1978年には開発されていたということが衝撃でした。もっと最近発明された機能だと思っていました…。

2020年の東京五輪(実際に開催されたのは2021年)と掛け合わせ、約30年の年月を経て復刻した2020をご紹介していきます。

まずは基本情報から。

引用
(左から)ブラック/ブルー/レッド/イエロー/ホワイト
ソフトブルー/ソフトピンク/ソフトグリーン
価格¥880(税込)
0.5mm/0.3mm
カラー0.5mm:ブラック/ブルー/レッド/イエロー/ホワイト
0.3mm:ソフトブルー/ソフトピンク/ソフトグリーン
販売場所Amazon/楽天

レトロでおしゃれ

こちらが筆者が持っている2020です。芯径は0.3mm、カラーはソフトブルーです。

このパキッとしたカラーとホワイトのラインがレトロ感を醸し出していて可愛いです。
素材はツルツルしたプラスチック。このツルツル感も今のシャーペンにはない懐かしさを感じます。

長さは約14cmと一般的なシャーペンと比べると少し短めですね。

グリップ部分はこんな感じ。ラバー等はついていないものの、溝が掘られていて滑るといったことは無さそうです。

クリップ部分はこんな感じ。金属製で、PILOTの文字が刻まれています。
とてもいい意味でのチープさがあり、おしゃれです。

独特なペン先

ペン先はこのような形になっています。

口金部分がシュッとして長く、約2cmもあります。加えて、約3.5mmのガイドパイプも付いています。
これは細かい筆記に向いていそうな予感がします。

短いシャーペンに対してこれだけペン先があると、かなりの存在感があります。

2020 (フレフレ)の使い心地

それでは肝心の使い心地をご紹介していきます。

書き心地、快感!!

実際に2020を使ってみました。
結論、書くってこんなに気持ちよかったっけ?と思ってしまうほど、めちゃくちゃ書きやすいです。

まず、ペン先がとてもシャープで長さがあるため、筆記地点の視界が非常に良いです。

次に、ガイドパイプを長い口金が支えてくれているからなのか、安定感抜群です。
狙ったところに書きたいようにシャーペンが動いてくれるのを感じます。

グリップ部分に溝があるので、長時間使っても指が滑ることはありませんでした。

もうずっと書き続けられるのではと思うほどの書き心地でした。

フレフレ機構も問題なく使用でき、軽くフルだけで芯が出てきます。慣れるととっても便利な機能です。

復刻品ということで、今の時代のシャーペンの書きやすさには劣るかなと思っていたのが見事に覆されました。

今の時代のシャーペンに負けているなんていうことは全くありません。むしろ、トップクラスに書きやすいシャーペンのように感じました。

収納できるガイドパイプ

このガイドパイプ、なんと収納できるんです。ガイドパイプが短いシャーペンは収納できるものが多いですが、長さがあるガイドパイプは剥き出しのものがほとんど。

2020のように、これだけ長さががありながら収納できるのはとても珍しいです。

ガイドパイプが長いシャーペンは書きやすくて大好きなのですが、落とすとガイドパイプが曲がってしまうという心配が…。

ですが、2020ではガイドパイプが収納できるのでこの心配が解消されます。
使わない時は収納する癖をつけておきたいですね。

回すとクリップが手にあたる

気になったのは、このクリップ。
少し長いため、シャーペンを回転させると時々手にあたってしまうんです。


ほとんどのシャーペンがそうなのですが、2020もずっと使っていると芯が削れ太くなってきます。
そのため、太さを調整するためにシャーペンをくるっと回すのですが、その時にクリップが指の付け根にあたってしまいます。

書くときにめちゃくちゃ気になるわけではないですが、気になる人は気になるかもしれません。

廃盤になった2020とは

そもそも、1978年に発売され今は廃盤になってしまった2020はいったいどんなシャーペンだったのでしょうか。
単に2020と言っても、いくつか種類があります。

一番初めに登場したのは1978年の「ヤング2020」。

パイロットの公式サイトによると、当時、筆記具のメーカーはノック式ではない芯の繰り出しシステムを模索中だったそう。
そんな中、パイロットが世界で初めて商品化したのがフレフレ機構を搭載した「ヤング2020でした。

そこから、2020ロッキー(廃盤)といった商品が登場していきます。

初代の2020はプレミアム価格で販売されているものも…。

廃盤になってしまっていますが、2020に搭載されたフレフレ機構はドクターグリップやオプトなど数々の名品シャーペンに受け継がれ、多くの人に愛用されています。

こんな伝説的なシャーペンが復刻なんて、手に入れるしかありません!

あとがき

今回はパイロットの2020(フレフレ)について紹介してきました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。

  • 元祖フレフレ機構搭載シャーペンの復刻品
  • レトロでおしゃれ
  • 現代のシャーペンに負けず劣らずとっても書きやすい

パイロットの2020はいかがでしたでしょうか。現在では当たり前となっているフレフレ機構の始まりのシャーペンを使うことができ、なんだか感慨深い気持ちになりました。近年、シャーペンもどんどん進化しハイテクなものが登場しています。それはそれでとっても素晴らしいことですが、懐かしさを感じるシャーペンというのも粋だなと実感する1本でした。

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