オレンズネロはぺんてる社のシャープペン最高峰といわれる商品です。
0.2mm・0.3mm・0.5mmと3種類の芯径が発売されていますが、どれを買おうか迷ってしまいませんか?
税込3,300円とやや高額なオレンズネロ、買って後悔はしたくないですよね。
今回はそんなオレンズネロを発売中の3種類全て、比較解説しています。
購入の際の参考までに、ぜひ最後までご覧ください。
【ぺんてる】オレンズネロとは
オレンズネロはオレンズシリーズの中でも最上位クラスとして2017年に0.2mmと0.3mm、2020年に0.5mmが発売されました。
ガイドパイプ内に芯を保護した状態で筆記できる独自の「オレンズシステム」のため、極細の芯径でも筆圧を気にせず使用できるシャープペンです。(参照:ぺんてる公式サイト 商品紹介ページ)
商品名 | オレンズネロ(orenznero) |
芯 径 | 0.2mm、0.3mm、0.5mm |
サイズ | 12×10×143mm |
重 さ | 18g(0.5mmのみ17g) |
材 質 | 真鍮、ナイロン+鉄、ABS |
価 格 | 3,300円(税込) |
特 徴 | 12角形軸、低重心、自動芯出し機構 |
オレンズネロにはさらに「自動芯出し機構」も加わり、使い始めに一度ノックすれば筆記している間中自動で芯が繰り出され、集中力を切らさずに書き続けられます。
紙面にガイドパイプが触れると少しだけパイプが引っ込み筆記ができる状態になります。
一画ごとに紙面から芯先が離れると引っ込んでいたパイプが伸び、そのタイミングで芯が補てんされていく仕組みです。
黒一色のデザインですが、書きやすさにこだわった重心パランスを実現するため、本体軸部分は上部と下部で素材が微妙に変えてあります。
上部はABS樹脂製で、下部は樹脂と金属が混合された特殊材質のためやや重みがあり、全体として低重心に仕上がっています。
12角軸をつなぐ中心のパーツには小さくpentelの刻印があり、とてもスタイリッシュです。
グリップ部分には細かな溝が刻まれていて、指先でしっかりとホールドできます。
すべり止めとしての機能だけでなく、12角軸部分と合わせデザイン性もとても優れていると思います。
オレンズネロはデザインだけでなく質感や触り心地、重量感も含めとにかくカッコいいシャープペンなのです。
オレンズネロのカッコよさをさらに感じる、こちらの公式サイト特設ページもご覧ください。
オレンズネロ 0.2、0.3、0.5、3種類使ってみた
オレンズネロには0.2mm・0.3mm・0.5mmと3種類の芯径が発売されています。
デザインはほぼ同じですが、軸に印字されている芯径の数字のカラーが違っています。
0.2はゴールド、0.3はシルバー、0.5は少しわかり難いですがホワイトです。
3種類を実際に使用し、比較してみました。
一番ポピュラーな芯径の0.5mmはオレンズネロの特徴の一つでもあるこだわりの低重心の安定感を感じる書き心地です。
17gと重量感があるオレンズネロですが、重いシャープペンにありがちな筆記時の安定の悪さを感じません。
普通に握るだけで軸を支える指先部分におさまりのよいバランスで重心があるため、重量のわりに重さを感じずに筆記ができます。
筆記時のガイドパイプのこすれを一番感じにくいのも0.5mmの芯径です。
0.3mmのオレンズネロは、他社製品で0.3mmを使ったことのある方ならガイドパイプで保護される安心感におどろくはずです。
極細芯のシャープペンは筆圧で芯が折れやすく、短く折れた芯が詰まりやすいのが難点です。
オレンズネロは0.3mmでもガイドパイプのおかげで筆圧をかけても芯が折れることはほぼありません。
口金部分から芯先が見えていないので、極細芯を使っているのを忘れてしまいそうな安心感のある書き心地をあじわえます。
0.2mmは滑らかな針先のような筆記感、「超極細芯」を体感できる芯径です。
ガイドパイプ部分もぐっと細くなり、芯が見えていなくても細い芯径を使っている感覚になるほどです。
細さゆえの不安定感もなく、みっちりと細かな文字を書きこめる感覚は格別です。
極細芯の使用時に感じる芯の減りの早さも、自動芯出し機構のおかげで気にせず書き続けられるのもうれしくなるポイントです。
オレンズネロ おすすめの芯径
結論からいうとオレンズネロは芯径にかかわらずおすすめできる、見た目も書き心地も素晴らしいシャープペンです。
あえて言うならば、細い芯径にとくにこだわりがなく、ガシガシと普段使いされたい方は0.5mmがおすすめです。
いつもと変わらない芯径でも、ノック一回で延々と書き続けられる芯出し機構の快適さと、筆圧が気にならないガイドパイプの安定感を試していただきたいです。
細い芯径が気になっているけど、0.5mm以下を使った経験が無い方には0.3mmがおすすめです。
初めての極細芯でもオレンズシステムと低重心の安定感で快適な筆記が楽しめます。
普段から細芯が好きで、すでに0.3mmのシャープペンを持っている方には0.2mmがおすすめです。
0.1mm細いだけなのに、明確に違う「超極細感」の筆記をぜひ味わってみてください。
オレンズネロならではの書き心地という点では0.2mmが一番おすすめかもしれません。
買って後悔のない筆記体験ができると思います。
オレンズネロ 何mmがおすすめ? まとめ
オレンズネロのおすすめの芯径について解説しました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
- 普段使いでガシガシ筆記を楽しみたい方にはオレンズネロ0.5mmがおすすめ
- 極細芯のシャープペンに挑戦してみたい方にはオレンズネロ0.3mmがおすすめ
- 極細芯好きで他社製品を試したことがある方にはオレンズネロ0.2mmがおすすめ
オレンズネロの魅力については公式サイトで「タフさと普遍性を兼ね備えた、質実剛健」と表現されています。やや高額な値段設定も含めマニア向けの筆記具なイメージが強い気がしますが、幅広くたくさんの方に書き心地を知ってほしいシャープペンだと思います。
実際に使ってみてその筆記感を体験したら、きっと誰かにプレゼントしたくなる、そんな1本です。
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