「モノグラフ」という言葉、聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。そうです。あの有名な「MONO消しゴム」が搭載されたシャーペンの名前です。今回ご紹介するのは、そのモノグラフにさらに磨きがかかったハイクラスモデル「モノグラフファイン」。一体どこがハイクラスなのか、徹底レビューしていきます!
モノグラフファイン
トンボ鉛筆が「書くと消す」の両方にフォーカスしたシャーペン、それがモノグラフです。
今回はそのモノグラフのハイクラスモデル、「モノグラフファイン」についてご紹介していきます。
モノグラフについてもレビューしているので気になる人はこちらから。
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まずは、モノグラフファインの基本情報から。
4つのバージョンアップ
まずはモノグラフとの違いについてご紹介していきます。
モノグラフファインはモノグラフから4つの点においてバージョンアップしています。
1.ペン先
こちらはモノグラフとモノグラフファインのペン先の比較です。
見て分かるように、モノグラフファインの方が一つ一つのパーツがシャープにくびれているのが分かります。
文字や筆記面の視認性が格段にアップしているのが期待できます。
加えて、モノグラフはペン先とボディが分かれていますが、モノグラフファインは一体化しています。
書き心地も安定してそうです。
2.消しゴム
次にモノグラフシリーズにおいて欠かせない消しゴムもパワーアップしています。
まずは、消しゴム自体の大きさ。長さ、太さ、共に全然違います。
モノグラフファインの方が細くて長い仕様になっています。
その結果、細かい箇所を確実に狙って消すことができるようになったとのこと。
次に、消しゴムを使うときのシャーペンの仕様についてです。筆者はこれについて大感動しました。
通常のモノグラフでは、芯を出すにはクリップ部分をノックするorシャーペンをフルことで芯が出る「フレノック」という機能を使う必要がありました。
一方、モノグラフファインでは消しゴムが収納されているキャップ部分をノックして芯を出す仕組みとなっています。一般的なシャーペンと同じですね。
そこで、シャーペンに付いている消しゴムを使うときにある問題が生じます。
それは「消していると、勝手にノックされ芯が出たり、上手く文字を消したりできない」ということ。
しかし、モノグラフファインはこの問題を見事に解決しているんです。
消しゴムを使っても、勝手にノックされるのを自動的に防ぐ仕組みが備わっているんです!
めちゃくちゃ凄くないですか!
逆さにしてカチカチできるか試したところ、全くできませんでした。
モノグラフファインがいかに「消す」という行動にフォーカスしているかを感じられました。
1点注意点があります。
自動的にノックを防ぐ仕組みによって、
シャーペンを上下に動かすとカラカラと音が鳴ります。
音が気になる人は注意してください。
3.グリップ
次はグリップです。
一見すると、素材こそ違えど、両者とも何の変哲もないグリップに見えます。
しかし、モノグラフファインのグリップには、これまた目に見えない興味深い仕組みがあるんです。
それは、長時間使ってもベタつかない特殊な塗料が施されているということ。
特に、テスト等で緊張すると手汗が出てぬるっとすることありますよね…。
その気持ち悪さから解放されるということです。
このようなさりげない工夫、トンボ鉛筆恐るべしですね。
4.クリップ
最後はクリップです。
モノグラフファインの方が、クリップが短いことが分かります。
実はモノグラフを使っていると、指の付け根にクリップが当たり、筆記に集中できないということがありました。
モノグラフファインではかなり短くなっており、この問題が解消されるはずです。
実際に使ってみるのが楽しみですね。
モノグラフファインの使い心地
それでは早速実際に使ってみました!
ちなみに、芯は消しゴムが入っているキャップ部分を引き抜くと入れることができます。
書き心地最高
最高。この一言に尽きる書き心地でした。
スリムなペン先のおかげで文字の視認性良好、小回りが効いて細かい筆記も問題なし。
絶妙な重みのおかげで程よくペン先が沈み込み、ずっと書き続けられるような感覚。
おまけに低重心で安定感も抜群。
ハイスペック過ぎました。
持ち心地最高
サラサラのボディが持っていてとても気持ちいいです。
そして、先述したモノグラフでは欠点だったクリップ問題もしっかり解消。
クリップが短いので全く手に当たりません。
文句の付けようなし。
消し心地最高
あのMONO消しゴムが搭載されているので、消し心地は言わずもがなで最高です。
キャップ部分をくるくる回すと消しゴムが出てきます。
先述した通り、消しゴムを使ってもノックされることがなく、小さいので消したい箇所を的確に消すことができます。
消しゴムを持ち替える必要もないため、特にマーク式のテスト等にはもってこいだと思います。
ちゃんと詰め替えも(3本入¥110(税込))販売されているので、気兼ねなく使って大丈夫です。
書きにくいはホント?
結論、
本当に非の打ち所がないシャーペンだと自信をもって言えます。
1本¥1210という価格帯でここまでの書きやすさは本当に素晴らしいです。
トンボ鉛筆の企業努力を感じられる、間違いない名品だと思います。
マイナスポイントを捻り出すなら以下の3つです。
- 上下に振ると音が鳴る
- 塗装が剥げる
- ペン先のパイプが折れる可能性があり、慎重な取り扱いが必要
それでも、マイナスポイントが気にならないぐらい無敵のシャーペンだと思います。
あとがき
今回はトンボ鉛筆のモノグラフファインについて紹介してきました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
- モノグラフのハイクラスモデル
- 使い心地もハイクラス
- 無敵シャーペン
モノグラフファイン、いかがでしたでしょうか。モノグラフからパワーアップした点がありすぎて語り尽くすのが大変でした。そしてトンボ鉛筆の書くこと、消すことへの情熱をこれでもかと感じる1本でした。書くと消すの両方にこだわりたい人、消しゴムを持ち歩きたくない人にとってはパーフェクトすぎるシャーペンだと思います。ぜひ使って見てくださいね。
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