文房具好きでなくとも一度は目にしたことがある、ドイツの筆記具メーカーラミー(LAMY)。
ポップなカラー展開が人気のサファリシリーズは万年筆とボールペンだけのラインナップだと思っている方も多いのではないでしょうか?
実はラミーのサファリシリーズには一番身近な筆記具である、シャーペン(ペンシル)も揃っています!
今回は、そんなラミーサファリのシャーペンをレビューしていきます!
ラミーサファリとは

サファリとはLAMY社を代表するブランドで、豊富なカラー展開と軽量な樹脂製の軸に大きなワイヤーグリップがついた、特徴的なデザインが人気のシリーズです。
通常色以外に数量限定カラーも多く、さらに毎年その年度のみの限定カラーが発売されるなどマニア心をくすぐる販売戦略も人気の要因となっています。
サファリは万年筆が話題になることが多い印象ですが、ペンシル(シャーペン)・ボールペン(油性インク)・ローラーボールペン(水性インク)も展開されています。
機能性を重視した、シンプルでカジュアルなデザインと鮮やかなカラーリングが若い世代を中心に人気です。
カジュアルに使いやすい筆記具として、同じカラーでペンシルや万年筆など種類を揃えてみたり、気になるカラーを次々買い足してみたりと楽しみ方も人それぞれです。
ラミーサファリ シャーペンの特徴と使い心地


ラミーサファリのシャーペンを実際に使用してみました。
今回は芯径0.5mm、標準色のグリーンを購入しています。
日本製の筆記具では見かけないような、パッと鮮やかなグリーンがとてもキレイです。
持ってみると、やや太めの軸なのに見た目の印象とは異なりかなり軽量でおどろきます。
サイズは実測で長さ145mm、軸径が10.6mm、重さは11.8gでした。
軸本体の素材はASA樹脂ですが、分解してみると内軸などの内部パーツも樹脂を多く使用しています。そのため、かなり軽量に仕上がっている印象です。
軽量な軸に大きなワイヤー製のクリップがついているので、重心はやや高くなっています。
グリップ部分は軸本体と同じ素材でツルっとしていますが、指先で握る部分のみ三角になるようえぐれた形状をしています。


筆記具の基本的持ち方である3本指で握りやすい軸形で、子供向けの鉛筆などでもよくみる形で、指先におさまりよく軸を握れました。
特にすべり止めなど施されていませんが、ペン先部分が少し盛り上がっているため、思いのほか指先はしっかりホールドされます。
三角の軸径とペン先のホールド感で、かなり握りやすい形状だと感じました。


軸にはシンプルに「LAMY」とだけデザインされています。
サファリのデザインポイントでもあるワイヤー製の大きなクリップは、デニムなどカジュアルな服装のポケットにもクリップしやすいよう設計されています。
キャップの天冠部分には芯径を示す数字と、黒のラインが入っておりペン先のブラックと合わせて全体のデザインがキュッと締まるような印象です。

少し気になるのがキャップに4カ所入っている小さなスリット。恐らくサイズを微調整するためのものだと思うのですが、個人的には「要るかな?」って感じで微妙でした(笑)
ペン先のパイプは約2mmと程よい長さで、使用していない時には収納もできます。


筆記感はかなりライトで、紙当たりも特にかたいともやわらかいとも感じない中立感。良い意味で特別感なくサラサラと使用できるシャーペンです。
軽くて握りやすい形状は長時間利用しても疲れにくい印象で、カジュアルなデザインも含め日常使いにおすすめのシャーペンだと思いました。
ラミーサファリは壊れやすい?噂を検証!
ラミーのサファリについて調べていると「壊れやすい」という意見も目にしました。
詳しく見てみると
・クリップ部分が壊れやすい
・芯先がつまる(芯抜けがおきる)
の2点の意見が目につきました。
それぞれ解説していきます
クリップ部分が壊れやすい

クリップはラミーサファリのデザインポイントともなっており、ちょっと変わった形状をしています。
太めのワイヤーをググっと曲げたような、書類をまとめるゼムクリップのような形です。
さらに軸に直接付いているのではなく、軸内へ穴から差し込んだような形で設置されています。たしかにちょっと壊れやすそうに見えます…。
ただし、普通に使用する分には不安定感は全くありません。
思うに公式サイトで説明されている「厚めの服やカバンにもさせるデザイン」の部分を誇大解釈して色々な所に挟もうとされる方が多いのではないでしょうか。(個人的な推測です)
当然ですが、無理に広げてはさみ込もうとすれば壊れる可能性は高くなります。
芯先がつまる(芯抜けがおきる)

芯づまりや芯抜けは使用する芯の硬度や個々の筆圧、書き癖などで起こるもので全てのシャーペンで共通する悩みの一つです。
ラミーサファリのペンシルには芯づまりを解消するためのクリーナーピンが付属しています。
ある程度のつまりであれば、自身で解消できそうです。
また、公式サイトには「保証・修理・お手入れ」についてまとめたページもあります。
芯先の不具合に関して修理を検討したい方はこちらも参考にされてください。
ラミーサファリ シャーペンの限定色を紹介
2024年10月現在公式サイトで購入可能な限定色は以下のカラーです。
シャーペンや万年筆など、カラーや種類によっては在庫わずかな商品も多いため、気になる方はお早目に公式サイトをチェックしてください。
2024年10月時点 公式サイトで購入できる限定カラー
フィールドグリーン
ヴァイオレット ブラックベリー(2024年限定色)
ピンククリフ(2024年限定色)
ストロベリー(2022年限定色)
クリーム(2022年限定色)
キャンディーマンゴー
キャンディーアクアマリン
キャンディーバイオレット
パステルパウダーローズ
※ 参照:ラミー日本 公式オンラインストア
毎年発売されている各年度の限定色を過去20年分振り返ってみました!
過去の限定色もわずかですが在庫があるものは、購入が可能です。
2004年~2024年 LAMY サファリ限定カラー
2024年 ピンククリフ・ヴァイオレット ブラックベリー
2023年 スプリンググリーン・アクアスカイ・ライトローズ
2022年 ストロベリー・クリーム
2021年 テラレッド・サヴァンナグリーン
2020年 キャンディ(マンゴー・ヴァイオレット・アクアマリン)
2019年 パステル(パウダーローズ・ブルーマカロン・ミントグリーン)
2018年 オールブラック
2017年 ペトロール
2016年 ライラック
2015年 ネオンライム
2014年 ネオンコーラル
2013年 ネオン
2012年 グリーン
2011年 アクアマリン
2010年 ピンク
2009年 オレンジ・ピンク
2008年 ライムグリーン
2007年 シャイニーブラック・ホワイト
2006年 ロイヤルブルー レッドクリップ
2004年 オレンジレッドクリップ
※ 参照:ラミー日本 公式サイト
ラミーサファリのシャーペン まとめ
ラミーサファリのシャーペンについて解説しました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
- ラミーのサファリはシンプルでカジュアルなデザイン、カラー展開豊富なシリーズ
- クリップ部分が壊れやすい印象だけど普通に使用する分には問題なし
- 通常色以外にも毎年変わる限定色も人気が高い
大型の文具売り場や輸入文具・雑貨を取り扱うお店でも目立つ存在のラミーサファリシリーズ。
日本の筆記具にはないポップで鮮やかなカラーリングは1本あるだけでペンケースの中がパッと明るくなりそうですよね。
少し価格が高めかもしれませんが、サラサラとクセのない書き心地は普段使いにこそおススメです。
お気に入りのカラーで毎日の勉強や仕事を少しだけワクワクとするものに変えてみませんか?
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かっちょいい