三菱鉛筆より発売されているクルトガはシリーズ累計販売本数1億本以上、15年連続シャープペンシル売り上げNo.1の驚異的な人気を誇ります。
そのクルトガより新クルトガエンジンを搭載した上位モデル「クルトガメタル」が発売されました。
今回は発売前から話題の新製品「クルトガメタル」を解説しています。
クルトガメタルが気になっている方や、店舗に行ったらすでに売切れだった…なんてがっかりしている方はぜひ最後までご覧ください。
今からでも間に合うクルトガメタルの入手方法もご紹介しています。
クルトガメタルの特長
商品名 | KURUTOGA Metal(クルトガ メタル) |
品番 | M5-KH 1P |
価格 | 2,750円(税込) |
サイズ | 145.8mm |
重さ | 17.6g(実測) |
素材 | 口金、ノックカバー:真鍮 ボディー:アルミ クリップ:鋼材 |
芯径 | 0.5mm のみ |
カラー | サイレントブルー ファントムグレー ノクターンブラック |
三菱鉛筆より2024年4月22日にクルトガシリーズの上級モデル「クルトガメタル」が発売されました。
今回は発売された3種より「ファントムグレー」を購入しています。
一番の特長はクルトガシリーズ初のフルメタル設計です。(一部部品のみ樹脂製)
軽量なアルミ素材製の軸は見た目のメタリック感に反して想像よりもグッと軽く、長時間使用しても疲れにくい設計になっています。
軸表装も単にツルンとした金属感でもマットなメタリック感でもなく、粒子状の研磨剤を吹き付けるブラスト加工を施してあり上質な光沢感に仕上がっています。
よく見ると軸全体に細い溝(切込み)が入っていて、金属感もありながらサラリというかザラリというか、独特の感触で気持ちの良い触り心地です。
クリップ部分は上位モデルの『KURUTOGA DIVE』と同素材の金属製で、軸部分のメタリック感とあわせ全体的に落ち着いた雰囲気のデザインです。
2023年2月に発売されているクルトガの新スタンダード「クルトガKS」で初めて使用された「新クルトガエンジン」がクルトガメタルにも搭載されています。
さらにクルトガメタルには独自のパーツ「ニブダンパー」が加わって筆記時に芯先に生じる衝撃を和らげており、書き心地の向上につながっています。
クルトガメタルとクルトガKS、クルトガスタンダードの芯先を比較してみました。
画像一番左のクルトガメタルにのみ、真鍮の口金部分に小さな「ニブダンパー」が追加されています。
芯径は0.5mmのみの販売ですが、カラー展開は3種類です。
・サイレントブルー:静かで穏やかな海をイメージした軸色
・ファントムグレー:幻想的な朝の森をイメージした軸色
・ノクターンブラック:静寂に包まれた夜空をイメージした軸色
出典:三菱鉛筆公式 『クルトガ メタル』新発売プレスリリース
どのカラーも上質な世界観を表現する落ち着いたカラーリングで、オフィスシーンで使用してもしっくりくる大人のシャープペンです。(画像は全て「ファントムグレー」のクルトガメタルです)
クルトガメタルの使い心地 書きにくいは本当?
クルトガメタルを実際に使用してみました。
結論から言うと、クルトガシリーズの中で一番快適な書き心地でした。
改良された「新クルトガエンジン」とクルトガメタル独自のパーツ「ニブバンパー」の働きによるものです。
クルトガは筆記時の紙面と芯先の接触を利用して芯先を回転させる「クルトガエンジン」の働きで、芯先が尖った状態をキープできるのが特長です。
このクルトガエンジンのギアの動き(上下運動)は芯先で感じやすく、筆記時に芯が沈み込む感覚を苦手とする方もいるようです。
「新クルトガエンジン」では機構を改良し、この芯先の沈み込みを低減させています。
さらに芯先の衝撃を緩和する「ニブダンパー」が追加されることで、筆記時のクキクキっとした芯先の沈み込みをほとんど感じなくなっています。
グリップ部分にある細かな引き目加工の「マイルドエッジグリップ」はローレット加工のメタルグリップとは違い、金属の凹凸な違和感がほとんどありません。
指先に馴染むような握り心地ですがグリップ感はしっかりとあり、アルミ製軸のほどよい重みと合わせて手の中に収まりがよい印象です。
クルトガエンジンの回転を目視で確認できる窓も軸中央部にあり筆記時に見やすい位置になっています。
独特の穴あきデザインのキャップを外すと、ちゃんと消しゴムがついています。
クルトガメタルは抽選じゃないと買えない?現在の販売状況は?
クルトガメタルの発売日(登場日)は2024年4月22日となっていますが、販売店によっては流通の関係で1週間程度遅れる店もあるようです。
すでに販売を開始した店舗では売切れも続出しているとの情報もあります。
筆者が購入した際も1人1本と購入制限がある店舗でしたが、発売日の夕方で残りは5本程度になっていました。
楽天やAmazonではすでに定価より高額な価格で取引されており、人気の高さをうかがえます。
これから販売を開始する店舗でも争奪戦が予想されるためか、購入の際の個数制限を設けたり抽選券を配布したりするなど対策が講じられています。
限定商品ではないので、いずれ在庫状況は落ち着くと思われます!
Amazonや楽天をときどきチェックしてみると良いですね!
(定価以上での購入は個人的にはおすすめしておりません。)
クルトガメタル まとめ
クルトガメタルについて解説しました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
- クルトガメタルは上質なデザインと質感でオフィスシーンにも映えるシャープペン
- クルトガメタルは新クルトガエンジンとニブバンパーの働きで書き心地は快適!
- クルトガメタルの抽選販売は今からでも間に合う店舗がある
新モデルが発売されるたびに話題となるクルトガですが、使用感には賛否があり好みがはっきりと分かれる印象のシャープペンです。
個人的にも利用するシーンで使い分けしたいシャープペンだと思っていました。
けれども今回のクルトガメタルは、今までのクルトガシリーズとは一線を画します。
尖った芯先は好きだけど、筆記時のがたつきが気になるな…とクルトガを敬遠されてきた方は一度クルトガメタルを使ってみてください。
改良された書き心地に三菱鉛筆の本気を感じる1本だと思います。
コメント
コメント一覧 (4件)
すごく参考になりました!
ありがとうございます。他の記事も読ませていただきます✨
私は書店でブラックをで購入しました。すごくいいシャーペンですよね。これからもクルトガの新作を楽しみにしています。
コメントありがとうございます。
とってもいいですよね!クルトガはどんどん進化するから楽しみが多いです。
この前クルトガメタルる買ってみるとグリップ力やかきあじなどが以前のクルトガと違っていてすごいと思いました