機能性の高いシャープペンが増える中、グリップ部分に特長のある商品も多いですよね?
今回は疲れない筆記具として人気のドクターグリップと、クルトガシリーズの中でも柔らか素材のグリップが特長のクルトガアルファゲルスイッチを比較してみました。
力を込めてにぎっても指先が痛くない、長時間使用しても疲れにくい、そんなシャープペンを探している方はぜひ参考にされてくださいね。
クルトガの特長
クルトガの大きな特長は一画筆記するごとに芯が自動で回転するクルトガエンジンです。
紙面と芯先が接触する際の上下運動が内部ギアに伝わり、少しずつ芯を回転させ芯先が常に円錐状に尖った状態になります。常に尖った芯先で筆記が続けられるため、ノートがキレイにすっきり書けると学生に大人気のシャープペンです。
さらに特筆すべきクルトガの特長が、シリーズの豊富なモデル種類です。2024年6月時点で11種類!全てクルトガエンジンを搭載し、かつそれぞれに個性的な特長を持つ魅力的なモデルばかり。
クルトガエンジンの機能を楽しみつつ、シチュエーションや好みに合わせた1本を選べます。
ドクターグリップの特長
PILOT社ドクターグリップの特長は人間工学に基づいた無理なく握れる軸径と、2重構造のラバーグリップで筆記時に肩や腕にかかる負担を軽減した点です。
1991年の発売開始からさまざまなモデルを開発し、現在ボールペン5種類とシャープペンシル13種類で展開されている人気シリーズです。鉛筆程度の軸径が主流だった当時としてはかなり太目の軸は公式発表で最大径14.2mmもあります。(一般的な鉛筆の軸径はJIS規格で8mm以下)
さらにグリップ部分は芯先に向けやや広がっているため、指先がしっかりとホールドされ「腕・肩の負担を軽減」も納得のにぎり心地です。
クルトガとドクターグリップを比較
今回はグリップ部分の素材が似たクルトガのユニアルファゲルスイッチと、ドクターグリップのシャープペン フルブラックを比較してみました。
メーカー | PILOT(パイロット) | 三菱鉛筆 |
商品名 | ドクターグリップ フルブラック (シャープペンシル) | クルトガ ユニアルファゲルスイッチ |
サイズ | 最大径φ 14.2mm×142mm | φ12.4×14.6×145.0mm |
価 格 | 880円(税込) | 1,100円(税込) |
芯 径 | 0.5mmのみ | 0.3mm、0.5mm |
カラー | ブラック、シルバー ボールド、ブルー | 0.3mm: ブラック、グレー コットンピンク 0.5mm: ネイビー、ブラック、グレー ダークオリーブ、イエロー コットンピンク オパールグリーン |
機 能 | 二重構造のソフトグリップ フレフレ機構 | ゲルサンドグリップ クルトガエンジン モード切替スイッチ機構 |
グリップ部分の比較
クルトガのグリップ部分は柔らかく弾力のあるアルファゲルをシリコンゴムでサンドした素材です。
見た目以上のフワッと癒されるようなやわらかさとシリコンならではのグリップ力で、表面はサラっとしていながら指先が吸い付くようなにぎり心地になっています。
想像以上にやわらかく、ぎゅっと指先に力を込めると若干沈み込む感覚があるほどです。
そのやわらか触感は集中力のキープに効果があると公式サイトで報告されています。
クルトガユニアルファゲルについて詳しくはこちらの記事もご覧ください!
ドクターグリップのグリップ部分は低硬度シリコンラバーを高硬度シリコンラバーで包みこんだ2重構造になっています。やわらか過ぎない程よい弾力で軽い力でにぎっても収まりのよいグリップ感です。
グリップ部分の径はクルトガが12.4mm、ドクターグリップは14.2mmとなっています。
ドクターグリップの方が太軸で、さらにグリップの形状が芯先に向け広がっています。その広がった部分に指先が絶妙にのりホールド感は抜群です。
太さも重さもあるシャープペンなのに、軽いにぎり心地!人間工学に基づいた設計も納得の形状です!
機能の比較
クルトガユニアルファゲルスイッチには、グリップ部以外にも2つの優れた機能が搭載されています。
1つめは筆記時に芯先が回転し円錐状に摩耗して常に尖った芯で筆記ができるクルトガエンジン機能。
もう1つはクルトガエンジンの利用をON/OFFできるスイッチ機能です。
尖った芯先で細くすっきりとした文字が書き続けられるクルトガエンジンですが、筆記の際にペン先のがたつきが気になる場面もあります。そんな時にはクルトガエンジンの機能をOFF、ホールドモードに切替ると安定したペン先で筆記が可能です。
シーンに合わせてモードを使い分けできる、とても便利な機能です。
ドクターグリップに搭載された便利機能はノック不要の「フレフレ機構」です。
筆記時に芯が減ってきても、ペンをにぎりなおさずそのままの状態で軽く振ると芯が補充されます。
カチカチとノックする手間が省けるので、学習やテストに集中したい時などにはおすすめです。
フレフレ機構の詳しい仕組みは公式サイト内の下添記事も参考にされてください。
出典:PILOT社公式サイト
クルトガとドクターブリップ比較 まとめ
クルトガアルファゲルとドクターグリップについて解説しました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
- アルファゲルもドクターグリップも高いグリップ力で筆記時の疲れを軽減
- クルトガアルファゲルはグリップ力と細い芯先での筆記が好きな人におすすめ
- ドクターグリップは長時間の筆記や学習で腕や肩が疲れやすい人におすすめ
ラバーグリップの筆記具は他にも試したことがありますが、今回の2種は一味違う握り心地だと感じました。
クルトガアルファゲルはとにかく気持ち良い!柔らかく、表面もラバーグリップ特有のペタっと感が少なくどちらかというとサラリとしています。
ドクターグリップはさすが公式で「人間工学に基づいた」とうたっているだけあるな…と感じる抜群のグリップ感でした。程よい軸の太さとやや広がったグリップ部に指先が絶妙に乗る感覚で、本当に疲れ知らずな1本だと感じました。
長時間筆記具を使用していると、指先が痛くなるとお困りの方は、ぜひ今回の2本、試してみてください!
おススメです!!
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