みなさんは、確定申告書に修正テープを使うのはアリだと思いますか?
確定申告書とは、個人の信用度にも関わってくる重要な書類なので正しい方法で作成する必要があります。
今回は、確定申告書に修正テープを使ってもいいのか、正しい修正方法についてお話ししていきたいと思います。
確定申告書に修正テープを使うのはNG
そもそも確定申告書とは、1年間の売上から経費を差し引いた所得税額を計算し、きちんと納税するための書類です。
次の年の納税にも関わるので、とても重要な文書なのです。
そのため、確定申告書の修正に修正テープや修正液を使うのはNGとされています。
修正テープなどで修正すると誰でも簡単に書き換えることができてしまいますよね。
確定申告書は個人が作成する私文書であることから正しい方法で訂正しなければ書類としての信用度を下げることになってしまうので、絶対に使わないようにしましょう。
確定申告書の修正方法
最近は確定申告書を手書き以外で作成する方も増えてきたかと思います。
そういった場合は、パソコンなどで新しく作り替えたり、訂正したい箇所を訂正すればいいだけなので、修正方法としては簡単ですね。
しかし、手書きの場合はそう簡単にはいきません。
手書きの確定申告書の場合、修正したいところには修正テープを使わずに、二重線を引くようにしましょう。
二重線は定規を使って綺麗にまっすぐ引くのがベストです。
二重線が引けたら、正しい内容を記入して訂正箇所をわかりやすくするために矢印を書き込むとより丁寧ですね。
この時使用するのは赤ペンなど別の色でなくて大丈夫です。
記入に使っていたものと同じボールペンで訂正しましょう。
その際、フリクションボールペンなど消せるボールペンは使わないようにしてくださいね。
確定申告書に訂正印は必要?
意外に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、確定申告書には訂正印は必要ありません。
押してもかまわないのですが必須ではないので、基本的には先ほどお話ししたように二重線と矢印で修正するだけで十分です。
訂正印とは「押した人が確認しました」という証拠になるので、気になる方は押しても問題はありません。
その際、確定申告書には第1表に申告者の印鑑を押すところがあるので、そこで使ったものとなるべく同じ印鑑を使用するのがよいでしょう。
こういった重要書類ではシャチハタはNGなので、避けてくださいね。
確定申告書と修正テープまとめ
確定申告書と修正テープについて解説しました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
- 確定申告書に修正テープや修正液を使うのはNG
- 確定申告書は、二重線と矢印で訂正すればOK
- 訂正印は必須ではないが、押す場合は申告者の印鑑と同じものを使うのがベスト
いかがでしたでしょうか?
確定申告書のような重要な書類は、提出する人の信用度にも関わってきますので、丁寧に仕上げて提出したいですよね。
修正テープを使うと見栄えはいいですが、正しい方法で訂正するようにしましょう。
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