思考を途切れさせない自動芯出し機構を備えた、オート(OHTO)社のシャーペン「ノノック」をご存知ですか?日本の老舗文具メーカーが開発したユニークなアイデアが光る1本です。
今回はそんな「ノノック」のデザインや使い心地はもちろん、同じ自動芯出し機能を搭載した人気モデルとの比較解説もしています。
ノック不要の快適さを試してみたい方は、ぜひ最後までご覧ください!

- ノック不要で筆記に集中できる
- ポップなカラーリングが可愛い
- 自動芯出し機構付でも手ごろな価格帯
- 購入できる場所が限られる
- ペン先とクリップ部分のデザインに統一感がない
【オート(OHTO)】とは
オート社は「鉛筆型」ボールペンを初めて世に送り出した、創業100年を越える日本の筆記具メーカーです。
「アイデアのオート」と呼ばれるように、他社にはないユニークな機構を搭載した製品を数多く開発しており、多くの文房具マニアから支持を得ています。
長年の経験に裏打ちされた確かな技術は、使う人のことを第一に考えた製品づくりに表れています。
【オート】ノノックの特徴と使い心地


オート社の「ノノック」最大の特徴は、その名の通り、筆記中にノックを必要としない「自動芯出し機構」です。
ペン先に内蔵された機構が、芯の減りに合わせて自動的に新しい芯を繰り出してくれるため、思考の流れを途切らせることなく、スムーズに筆記がすすみます。
同じような機能をもつシャーペンに「オレンズネロ」や「オレンズAT」「PILOT S30」があります。



【ノノックのデザイン】
メタリックなカラーリングが目を引く「ノノック」はポップなカラーが揃っており、海外ブランドの製品のようなデザイン性の高さもあります。

軸の中心部がやや細く、ペン先に向かって太くなる特徴的な形状は、デザインとしてのアクセントになっているだけでなく、高いグリップ力も実現しています。
ペン先からガイドパイプの部分までマットブラックで仕上げられている点も珍しい印象です。


個人的にはペン先はマットブラック、キャップやクリップ部分はシルバーのメタルカラーと若干ちぐはぐな印象がもったいないな…と感じるデザインです。
【ノノックの使い心地】
自動芯出し機構による途切れない筆記感は、アイデアを素早く書き留めたい時や、長文を集中して書きたい時には想像以上に快適でした。
一方で、自動芯出し機構のためか、筆記時に紙面に芯先があたる感触がやや柔らかく感じられます。自動で芯が繰り出される構造上、芯が完全に固定されているわけではないことに起因するかもしれません。
従来のシャーペンのような、ダイレクトで硬質な書き心地を好む方には、少し好みが分かれそうです。
メタル製の軸はしっかりとした重みを感じますが、低重心設計のため筆記時には指先に心地よく収まり、安定した筆記をサポートしてくれます。
グリップ部分の形状も工夫されており、滑りにくく、長時間の筆記でも疲れにくい印象です。
別メーカーの自動芯出し機能と徹底比較!
「ノノック」と同様に、自動芯出し機構を備えたシャーペンとして「ぺんてる オレンズAT」と「パイロット S30」を比較してみました。
一般的に、ペン先に複雑な機能を伴うシャーペンは、筆記時にどうしても微細なブレやガタつきが生じやすい傾向にあります。
自動芯出し機構の場合、芯が紙面に接触する際の動きを利用して芯を繰り出す設計が多いため、筆記時に芯先がわずかに沈み込むような、独特の柔らかさを感じることがあります。
今回の3本のなかでは「オレンズAT」が最も芯先の沈み込みを感じやすい印象を受けました。これは、「オレンズAT」がより細い芯径に特化していることや、ペン先の保護機構との兼ね合いも影響しているかもしれません。
「パイロット S30」は、今回の3本の中では最も芯先の沈み込みを感じにくい印象でした。安定した筆記感と、木軸によるしっかりとしたホールド感が特徴で、自動芯出し機構による影響を最小限に抑えられているように感じます。
「ノノック」の書き心地は、この2本の中間に位置する印象です。個人的な感想としては、意識して注意を払わない限り、芯先の沈み込みはほとんど気にならないレベルに感じます。


【オート】ノノックまとめ
オート社のノノックについて解説しました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
- 自動芯出し機構で、思考を途切れさせない連続筆記が可能
- ポップなデザインと持ちやすい軸で日常使いに最適な1本
- 芯先の沈み込みが気になる人には不向き
ノノックはオレンズやS30と同じ「自動芯出し機構」を搭載したシャーペンでありながら意外と知られていない存在な気もします。
海外製のようなポップで目を引くデザインでありながら、日本製ならではの緻密な自動芯出し機構を搭載したユニークな1本です。
気になる方はゼヒ売り場で探してみてくださいね!
コメント