グラフ1000フォープロをレビュー|スマッシュと比較してみた

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文房具の森でも満を持して登場!今回は、見た目から既に書き心地の良さが滲み出るぺんてるのグラフ1000フォープロを徹底的にレビューしていきます。最後はあのスーパー名品シャーペン「スマッシュ」と思い切って比較しちゃいました…。

あなたにピッタリのシャーペン診断

目次

グラフ1000フォープロ

今回ご紹介するのはぺんてるの「グラフ1000フォープロ」です。

まずは基本情報から。

価格¥1100(税込)
芯径0.3mm/0.4mm/0.5mm/0.7mm/0.9mm
カラーマットブラック
販売場所ロフト/東急ハンズ/文房具店/Amazon/楽天

詳細は公式サイトをご確認ください。

こちらが全体像です。

細身で黒を基調としたボディがかっこいいです。

筆者が持っているのは、芯径0.3mm、0.4mm、0.7mmの3本です。
芯径によって、キャップ部分の色が違います。

加えて、芯径を表示できる窓も付いています。表示できるのは4H/3H/2H/H/HB/Bです。
プリントされているロゴは長く使っていると、擦れて消えてしまいそうです。

グリップ部分はこんな感じ。特殊なグリップですね。

細長い楕円形の部分はラバー素材でできていて、少し飛び出ています。
ムニッと押し込むことができます。

ペン先はこのような感じで、段階的に細くなっています。

このタイプのペン先は金属感剥き出しのシルバー色が多いですが、グラフ1000フォープロはシックな黒色で珍しいです。
公式サイトによると、ペン先が不用意に光ることなく、筆記に集中できるとのことです。
細かい気配りが感じられますね。

加えて長めのガイドパイプで、とても書きやすそうです。

グラフ1000フォープロの使い心地

早速使ってみました!

かなり細い

実際に使ってみて最初に思ったのは、めちゃくちゃ細い線になるということ。

こちらが、それぞれの芯径を使って書いたものになります。

特に0.3mmと0.7mmで強く感じました。
0.3mmは0.2mmの芯で、0.7mmはまるで0.5mmの芯で書いているような感覚です。

ここまで繊細な線を書くことができるなんてすごいです。

ペン先が段階的に細くなっているので、視認性も良好。
製図している人や細かな筆記を必要としている人にはとってもおすすめです。

硬めの書き心地

書いているときの感触は硬めでした。
ガイドパイプと口金にしっかり支えられているからか、紙面にコリっと芯が当たる感覚があります

イメージとしては、針を紙面に当てている感じですね。

正直、好みが分かれるかなと思います。
筆者はもう少し滑らかに芯が削れていく感覚を楽しみたいので、Bや2Bなどの柔らかめの芯を使いたいです。

カリカリとした硬めの書き心地が好きな人はおすすめです。

疲れにくい

筆者的に特に気に入ったポイントはグリップと重心です。

まずはグリップについて。
このラバー素材でできている凸部分がクッション的な役割を担ってくれ、全く指が痛くなりませんでした。

先述したように少し硬めの書き心地なので、衝撃を吸収してくれるこのグリップには助けられました

次に重心についてです。

全体的な重さは、重くもなく軽くもなくといった感じでバランスが取れています。
しかし、実際に書こうとすると、グリップ辺りに重みを強く感じます。
結果、変に力をいれることなく、ナチュラルに持って筆記をすることができます

書いていてどこかに負荷がかかることがほとんどなく、ストレスフリーに使える1本だと強く感じました。

スマッシュとどちらが良い?

実はぺんてるには、今回ご紹介したグラフ1000フォープロとよく似た「スマッシュ」というシャーペンも存在しているんです

スマッシュについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

基本情報と見た目の比較

基本情報を比較してみるとこんな感じです。

左:グラフ1000フォープロ/右:スマッシュ
グラフ1000フォープロスマッシュ
価格(税込)¥1100(税込)¥1100(税込)
芯径0.3mm/0.4mm/0.5mm/0.7mm/0.9mm0.3mm/0.5mm
カラーマットブラックマットブラック/限定色あり
販売場所ロフト/東急ハンズ/
文房具店/Amazon/楽天
ロフト/東急ハンズ/
文房具店/Amazon/楽天

ご覧いただいて分かるとおり、芯径の展開に違いがあります
あとは、スマッシュの方が限定色が出るくらいです。

次に見た目です。大きく異なる部分が3つ。

1つ目はキャップ部分。スマッシュの方はバネっぽくなっています。

ノックしたときの音はスマッシュの方が大きいです。

2つ目はグリップ部分

スマッシュの方はグラフ1000フォープロに付いているラバー素材の凸部分をさらに細かく多く付けた感じになっています。

持ったときの感想としては、グラフ1000フォープロの方が若干硬さを感じるなといった具合です。
そこまで大きな差は感じませんでした。

3つ目はペン先部分。ここが大きく異なります。

グラフ1000フォープロがペン先を分解できるのに対し、スマッシュは分解できない仕組みになっています。

使い心地の比較

文字を書くときに少し違いを感じました。
グラフ1000フォープロにはブレがあるのに対し、スマッシュにはブレがないんです。

グラフ1000フォープロはペン先が分解できるようになっていることもあり、うまくペン先がしなってくれます

一方、スマッシュはペン先とグリップ部分が一体化しているので、本当にブレない筆記ができます。
その結果、丸みのある文字を書くときにブレなさすぎて、少し動かしづらいです。

正直、両者を比べなければ気づかない微々たることですが、違いを感じたポイントでした。

どっちもいい!

最終的な結論としては、

どちらも甲乙つけがたい

こっち!と断言できずですみません。
どちらもとても繊細な筆記ができますし、長時間使っても疲れにくい。同じ価格ということを考えると、両者とも甲乙つけがたい本当に素晴らしいシャーペンだと思います。

以下にグラフ1000フォープロが合うと思う人の条件をまとめたので、参考にしてみてくださいね。

グラフ1000フォープロがおすすめな人

  • たくさん芯径を使いたい
  • 製図よりも文字を書くことが多い
  • グラフ1000フォープロのデザインが好き

あとがき

今回はぺんてるのグラフ1000フォープロについて紹介してきました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。

  • 細かく硬い書き心地
  • 疲れないストレスフリーな使い心地
  • スマッシュと甲乙つけがたい

ぺんてるのグラフ1000フォープロいかがでしたでしょうか。実は、筆者はぺんてるのスマッシュを先に使っており、あまりの使い心地の良さにスマッシュを超えるシャーペンなんてないんじゃないかと思っていました。しかし、見事グラフ1000フォープロが肩を並べてくれました。みなさんもぜひぜひ試してみてください!

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