製図用シャーペンと普通のシャーペンの違いは何?徹底解説!

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製図用シャーペン、最近では中学生や小学生にまで人気と聞いて驚きました。
ちょっとお高い印象の製図用シャーペン、わざわざ選ぶ理由は何なのでしょう?

今回は製図用シャーペンと普通のシャーペンの違いについて解説しています。
それぞれの特徴の比較や、製図用シャーペンのメーカー比較など。

製図用シャーペンが気になっている方はぜひ参考にされてくださいね。

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目次

製図用シャーペンとは

製図用シャーペンとはその名のとおり設計図や工業デザイン製品などの製図の際に利用される目的で開発販売されている筆記具です。

そもそも製図とは「機械や電気回路、建築物などの図面を作成すること」のため、わずかなズレやゆがみも許されません。そのため製図用シャーペンは一般的なシャーペンに比べ高い精度と耐久性を備えたつくりになっています。

分かりやすい特徴として以下の3点があります。

長めのガイドパイプ

製図作業ではさまざまな形状の定規を利用することが多くなります。スッキリと長いガイドパイプは定規にあてた際に隙間ができにくく、精度の高い線を引くことができます。

視認性もよく、細かな図面の書き込みにも適しています。

高い耐久性

精度の高さを保つため、軸本体やペン先にゆがみが出ないよう、製図用シャーペンは金属製がほとんどです。軸部分だけでなく内軸や内部パーツもほとんどが金属製になっており耐久性に優れています。

また、製図用シャーペンでは口金部分やガイドパイプ部分のみ交換できるようパーツを個別で販売しているメーカーも多くあります。

低重心設計

ステッドラーヘキサゴナル 六角軸
ステッドラー ヘキサゴナル

金属製のため重量感のあるものが多いですが、重心バランスがとれています。ペン先近くに重心を寄せてあるため安定した線が引ける設計です。

製図用シャーペンと普通のシャーペンの違い

ロットリング ラピッドプロ 筆記中ペン先アップ

製図用シャーペンは正確に図面が描けるように、細かな作業にも集中できるようにと考えられた設計です。頑丈なつくりにするため金属パーツが多いせいかやや重たく、高額な商品が多いです。また、製図に特化するため、余計な機能や装飾を省いたものが多い印象です。

一般的なシャーペンは縛りがないぶん、さまざまな素材を用いたデザインも豊富です。遊び心を感じるような機能が付加された商品も多く見かけます。好きなカラーやキャラクターのもの、グリップの素材にこだわったり、芯を保護する機能があったりとたくさんの種類から好みの1本を選べます。

「製図用」となっていても、もちろん学習や事務作業に使用しても問題ありません。「重めの筆記具が好き」「太い軸が握りやすい」「ラバーグリップじゃないと疲れる」「好きなカラーを選びたい」などなど、当たり前のことですがそれぞれの好みに合わせて選ぶのが一番です!

製図用シャーペンと一般的なシャーペンを各項目で比較してみました。
全ての製品に該当するわけではないので、目安として参考にされてくださいね。

製図用シャーペン
素材
:金属製パーツを多く使用し耐久性が高い
芯の保持:金属製の3つのパーツで芯を固定。ブレずに安定した線を引ける
重心バランス:ペン先に重心がくるよう設計されており、垂直に軸を立てて線を引く際なども安定した筆記が可能。
ペン先の形状:細く長いガイドパイプで細かな書き込み時も視認性がよく、定規を利用しても正確な線が引ける。
芯径:細かな書き込みが可能な0.3mmからデッサンに向く2.0mmまでラインナップが豊富
価格比較的高価

一般のシャーペン
素材
:プラスチック、樹脂製パーツが多く使用される
芯の保持:2つのパーツで芯を挟み、樹脂製のことも多い
重心バランス:全体的に軽量で長時間使用しても疲れにくい設計
ペン先の形状:デザインに合わせさまざまな形状のものが多く、好みに合わせて選択できる
芯径:文字の筆記(とめ、はね、はらい)に適した0.5mmの製品がメイン
価格比較的安価

製図用シャーペン 各メーカーの特徴

製図用シャーペンはさまざまなメーカーで販売されています。
各メーカーの特徴をまとめてみました!

ステッドラー (STAEDTLER):925シリーズ(公式サイト)
ドイツの老舗メーカーで、製図用品の代名詞とも言える存在です。高い品質とデザイン性で、プロのデザイナーや建築家からも信頼されています。マルスシリーズなど、多くの製図用シャーペンを展開しています。

ステッドラー925-25 商品画像
芯径0.5mm シルバー

ロットリング (Rotring):公式サイト
ドイツの製図用品メーカーで、製図用シャーペンを初めて開発した歴史を持ちます。高い精度と耐久性、そしてスタイリッシュなデザインが特徴です。

ロットリング500 600,800比較
rOtring500/600/800

ぺんてる (Pentel):グラフシリーズ(公式サイト)
日本の文具メーカーで、グラフギアシリーズなどが有名です。学生からプロまで幅広い層に人気があり、機能性とデザイン性を両立させた製品が特徴です。

出典:ぺんてる公式サイト

プラチナ万年筆:プロユース PRO-USE シリーズ(公式サイト)
創作のプロを支える最高の道具として「ハイパフォーマンスの追求」をコンセプトに開発された人気シリーズ。

プロユース1000 商品画像
PRO-USE1000

製図用シャーペンと普通のシャーペンの違い まとめ

製図用シャーペンと普通のシャーペンの違いについて解説しました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

  • 製図用シャーペンは頑丈で正確な線が引けるがやや高価
  • 一般のシャーペンは手ごろな値段でさまざまな機能やデザインが楽しめる
  • 重めの筆記具好きなら製図用、軽い筆記具が好きなら普通のシャーペンがおすすめ

製図用シャープはやや高めの価格設定でも見た目がスタイリッシュなものが多く、ワンランク上の書き心地を味わえる気がして人気が高いのも納得です。さらに「製図用」と言われると何となくこだわりの職人が使うツール感があってカッコいい!

自分で買うにはやや高額なので、プレゼントに最適だと個人的には思っています。もちろん一般のシャーペンでも、送る相手に合わせたデザインや機能を考えるのも楽しいですよね。
大切な方への贈り物にちょっと良いシャーペンのプレゼント、おすすめですよ!

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