日本の老舗筆記具メーカー、プラチナ万年筆から発売されているプロユース171には、好みの筆記感にカスタマイズできる驚きの機能が搭載されています!
今回はそんなプロユース171のこだわりのマットブラックを紹介しています。
実際の使い心地や、気になる限定色について調べてみました!
プロユース171とは
プロユース 171(参照:商品公式サイト)
MSDA-2500A (0.3mm)/MSDA-2500B (0.5mm)マットブラック
発売日:2020年 7月 20日
価 格:2,750 円(税込)
サイズ:全長144.5mm×最大径10.0mm
重 量:24.5g
仕 様:軸:ABS 樹脂にマット塗装 クリップ:鉄にマット塗装
口金:黄銅にマット塗装 グリップ:黄銅(真鍮)にマット塗装
プロユース171はプラチナ万年筆から発売されている製図用シャーペンプロユースシリーズの定番モデルです。以前は数種類のモデルが存在していましたが、現在公式ホームページで確認できるのは171のみで、その他は限定生産モデルなどです。
プロユースシリーズはプロフェッショナル向けの製図用シャーペンでありながら、学習や一般筆記にも適した機能も備えた1本として人気を誇ります。
プロユース171には各自の好みに合わせ筆記感を2つの方法で調整できる「シュノークシステム」が搭載されています。シュノークシステムの機能は下記の2つです。
- 芯パイプの長さを調節
- 芯クッション機能をON、OFF
芯パイプの長さを調節
先端の口金部分を回すと芯パイプの長さを4.7mm~0.0mmまで好きな長さに調節できます。
芯に合わせ徐々にパイプがスライドされる機能は他社製でも見かけますが、好きな長さに調整し固定できるのはかなり珍しい仕様だと思います。
ペン先パイプの長さ、紙面との距離にこだわりがある方にはおススメの機能です。
芯クッション機能のON・OFF
さらに筆圧が強くかかった際に芯折れを防止するため自動的に芯をクッションさせるセーフティスライド機構が搭載されています。この機能は好みに合わせオンオフと切替可能なので芯と紙面との当たりの硬さ、筆記感など好みに合わせて使用できます。
プロユース171の使い心地
実際にプロユース171を使用してみました。
今回はプロユース171(MSDA-2500A)芯径0.3mmのマットブラックを使用しています。
まずはこのシャーペン、ノック部からペン先のパイプまでマットブラック1色です。
マットブラック好きにはたまらないこだわりを感じるのがペン先のパイプ部分です。
全体が黒1色の筆記具は見かけますが、パイプ部分まで黒いものを私は見たことがありません!
グリップ部分ももちろんブラック。細かなローレット加工の黄銅(真鍮)製メタルグリップです。
軸部分はABS樹脂製ですが丁寧なマット塗装が施されており、一見するとメタル軸のようです。
ペン先とグリップ部が黄銅(真鍮)製、軸はABS樹脂製、クリップ部分は鉄製のためバランスの良い低重心のデザインです。24.5gとしっかりと重さがあるため指先へのおさまり、紙面への落ちつきも良い感じです。
芯先のクッション性を切替られるので(セーフティスライド機構)、オンにすると紙面へのあたりがやや柔らかく、オフにするとかっちりと硬い書き心地を選べます。
長さの調節ができる芯パイプもしっかりとした造りで安定感があり、0.3mmと極細芯でもブレのない気持ち良い筆記感が味わえました。
少し気になったのは芯パイプの長さを短くしていくと、口金の根本部分が伸びてきます。パイプの長さは長⇔短で調節できますが、口金部分トータルの長さは変わりません。
プロユース171 限定色はまだ買える?
プロユース171は2022年3月と12月に限定カラーが発売されています。
出典:プラチナ万年筆 公式サイト 2022年3月発売 3種/2022年12月発売 2種
確認したところ2024年7月時点ではこれらの限定カラー商品の新品購入は難しそうです。
現在購入できるのは、マットブラック(0.3mm、0.5mm)とホワイト(0.9mm)ブラック(0.7mm)ブルー(0.5mm)シルバー(0.3mm)のみとなっています。ただしマットブラック以外のカラーは公式サイト内で数量限定品と記載されています。
詳しくはプラチナ万年筆の公式サイトをご確認ください。
プロユース171まとめ
プラチナ万年筆のプロユース171について解説しました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
- プロユース171は一般筆記にも適した製図用シャーペン
- 好みの書き心地に調節できる2つの機能が搭載されている
- 現在(2024年7月)購入できるのはマットブラックと数量限定の4色のみ
今回使用したプロユース171のマットブラックは、書き心地もとても好みのシャーペンでしたが、一番感動したのは徹底したマットブラックな外観です。
公式サイトでも「クールな佇まいでツール感、ガジェット感が高め」と表現されています。
芯パイプ部分までマットブラックに塗装された商品は他に見たことがなく、黒にこだわりのある方には特におすすめしたい1本です。
コメント