オレンズネロが書きにくいはホント?3種類使ってわかった使い心地

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オレンズネはぺんてる社のシャープペン最高峰と言われ発売当初から品薄になることも多い人気商品です。

やや高額な値段設定にもかかわらず売れ続けているオレンズネロですが、書きにくいといった意見や使用時の不具合についての声をちらほらと見かけます。

今回はそんなオレンズネロ3種類の芯径すべての書き心地を解説しています。

オレンズネロの書き心地が気になっている方は、実際の使用感など参考にされてくださいね。

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目次

オレンズネロは書きにくい?

オレンズネロは重量感のある黒一色のスタイリッシュな見た目だけでなく「オレンズシステム」や「自動芯出し機構」などの機能性も兼ね備えたシャープペンです。

スクロールできます
商品名オレンズネロ(orenznero)
芯 径0.2mm、0.3mm、0.5mm
サイズ12×10×143mm
重 さ18g(0.5mmのみ17g)
材 質真鍮、ナイロン+鉄、ABS
価 格3,300円(税込)
特 徴12角形軸、低重心、自動芯出し機構
参照:ぺんてる総合 Webカタログ23-24

オレンズネロで「書きにくい」などのマイナスな意見で多かったのは以下の3点です。

  1. ガイドパイプが紙面とこすれる
  2. 芯が出ない、詰まる、抜ける
  3. ガイドパイプが引っ込む

それぞれの事象について考察してみました。

1)ガイドパイプが紙面とこすれる

ガイドパイプが紙面に当たってしまう理由は「オレンズシステム」と「自動芯出し機構」を同時に利用している点にあるようです。

オレンズネロ 筆記時紙面アップ
オレンズネロは芯を出さずに筆記する

オレンズシステムとは、ガイドパイプから芯先をほとんど出さず、芯をパイプ内に保護する状態で筆記できる仕組みです。

このガイドパイプから芯先が出ていない状態には、なれるまで多少の違和感があります。
また、筆記具を寝かせ気味に握って使用する人はパイプが紙面にあたりやすくなると思います。

さらにオレンズネロは一画ごとに芯を繰り出す自動芯出し機構搭載のため、紙面から芯先が離れたタイミングでガイドパイプが伸びる力が加わります。

そのため、通常のオレンズシャープペンよりもガイドパイプが紙面に触れる感じがやや強い気がします。
このパイプが紙面に強く触れる感覚が「筆記感が悪い」や「書きにくい」などの感想につながるのではないかな…と思います。

書き心地の滑らかさを求める場合は、芯硬度をBや2Bなど柔らかい物に変えてみるのもおすすめです。

2)芯トラブル(芯が出ない、詰まる、抜ける)

芯関連の不具合については、使用している替え芯を変更すると改善されることもあるようです。

公式ではオレンズネロにはぺんてる社の替え芯「AinSTEIN」の使用を推奨しています。
同じ芯径でも他メーカーの製品では微妙な太さの違いで不具合がおこる可能性が高いそうです。

その他、芯関係の不具合については公式サイト内に細かな症状に合わせて対処法がガイドされています。
分解図や動画を使用した分かりやすいガイドなので、ぜひ一度ご覧ください。

3)ガイドパイプが引っ込む

ガイドパイプが引っ込んでしまう不具合には、自動芯出し機構が関係している可能性があります。
まずは芯が短くなっていないか確認し、短くなっている場合は残芯除去作業を行ってみてください。

オレンズネロは自動芯出し機構の働きで、筆記している時ガイドパイプは紙面に押され引っ込んだ分、元に戻ろうとする力が働いています。
そのため芯先が紙面から離れる一画ごとに、クキクキっとした振動をパイプの先に感じることもあります。
気になるレベルではないと思うのですが、この振動が「書きにくい」に繋がる方がいるかもしれません。

オレンズネロの本当の書き心地

オレンズネロの本当の書き心地を知るには、まず「正しい使用方法」を確認することが大切です。

実はオレンズネロを購入する以前、オレンズのレギュラーシリーズ0.3mmを初めて使った時にはその良さがよくわかりませんでした。
他社製の0.3mmと同じように芯は折れてしまうし、芯づまりもおこすし、やっぱり0.3mmのシャープペンは使いにくいなと思っていました。

これは私がオレンズの「正しい使用方法」をしっかりと確認できていないことが原因でした。
ガイドパイプの役割を理解せず、通常のシャープペンのように芯を出した状態で筆記を続けていると、パイプ内で芯が折れチャック部分に芯が詰まりやすくなってしまっていたのです。

パッケージに記載された取り扱いの説明や、公式サイトのガイドで自分の使用法の間違いに気づきました。
正しい使い方を知ってはじめて「オレンズシステム」の良さ、ガイドパイプを使った筆記の安定感を理解できたのです。

オレンズネロの本当の良さ、書き心地を知るためにはまず「正しい使用方法」のしっかりとした理解が大切だと思います

オレンズネロは一般的なシャープペンとは違った筆記感は確かに感じますが「書きにくい」と思うほどではありません。
むしろガイドパイプのおかげで、0.2mmや0.3mmの極細芯でも筆圧を気にせずに筆記できるので「書きやすいな」と個人的には感じます。

ミもフタもない結論になりますが、この感覚は個人差としか言いようがありません。

オレンズネロを3種類使ってわかったこと

オレンズネロを3種類試してみてわかったのは、かなり好みの分かれるシャープペンだな、ということです。
なぜなら、個人的に使用して「書きにくい」と感じる部分がほとんどないからです。

使用当初に感じていたガイドパイプの違和感も、しばらくすると慣れてしまいました。
0.5mmのオレンズネロはガイドパイプがやや太い分、違和感も大きくなるのかと思いましたが、意外と一番ガイドパイプの滑らかさを感じる結果となりました。

クキクキっとした自動芯出し機構のわずかな振動も、慣れると気になりません。
むしろ1度のノックで書くことに没頭できる自動芯出し機構は、手書きが好きな方には本当におすすめしたい快適な機能です。

オレンズネロは書きにくさや使いづらさを感じても、諦めずに使い続けて欲しいと思うシャープペンです。

オレンズネロが書きにくいはホント?まとめ

オレンズネロの書きにくさ、本当の書き心地について解説しました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

  • オレンズネロには紙との擦れ、芯トラブル、パイプ部の不具合などマイナスな報告もある
  • オレンズネロの書きにくさは「正しい使用方法」を確認すると軽減することもある
  • オレンズの芯トラブルが気になる時はぺんてるのAinSTEINに替え芯を変えてみる

オレンズネロの購入を迷っている方はまずはオレンズのレギュラーシリーズでガイドパイプを使った筆記感を試してみるとよいかもしれません。
オレンズネロの試し書きが店頭に出ていれば問題ないのでしょうけど、見かけたことはないんですよね…。

個人的にはオレンズネロは書きにくさはほとんど感じない、おススメのシャープペンです。

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