共通テストの際にはシャープペンシルが使用不可なのはご存じですか?
受験生の皆さんは日ごろの勉強にシャープペンシルを利用されている方がほとんどだと思います。
直前になって慌てて鉛筆を準備しようと思ったら、手元にキャラクター柄の鉛筆や景品でもらった鉛筆しかない、なんて人もいそうですよね。
今回は共通テストで使用できる鉛筆について解説しています。
公式に発表されている鉛筆の規定をもとに、おすすめの商品紹介もしています。
この記事を参考にしっかりと準備して、安心して試験にのぞんでくださいね。
共通テストに使う鉛筆の規定
共通テストに使える鉛筆については明確な規定があります。
共通テストを実施運営している独立行政法人「大学入試センター」の公式サイト内に以下のような記載があります。
引用元:大学入試センター公式サイト(令和6年度大学入学共通テストQ&Aより)
- 黒鉛筆(H、F、HBに限る。和歌・格言等が印刷されているものは不可。)
- シャープペンシル(メモや計算に使用する場合のみ可、黒い芯に限る。)
芯硬度(濃さ)が限定されているのはマークシートの試験方式が理由だと思われます。
濃すぎる芯はこすれやにじみで解答用紙が汚れるおそれがあり、薄すぎる芯ではマークした部分の読取りが難しくなる可能性もあります。
受験生向け要項内の解答上の注意事項に「黒鉛筆以外のもの(シャープペンシル等)を使用してマークした場合、解答が読み取れないことがある」と説明されています。
(参照:令和6年度【受験上の注意】内、(4) 解答上の注意事項より)
和歌・格言等の印刷が不可なのは、試験内容によって不正やカンニングを疑われる可能性があるためだと思われます。
同じような理由で、私服で受験する際には英文字や地図がプリントされた服を避けるよう注意が出ています。
鉛筆に印字されているようなメーカー名やブランド名、芯硬度のみであれば問題はなさそうです。
共通テストの鉛筆、柄・ロゴ・文字は大丈夫?
共通テストの鉛筆規定には、柄やロゴについての記載はありません。
文字については「和歌や格言等の印刷があるものは不可」と明記されています。
キャラクターなど絵柄の入った鉛筆や、一般的に事務用学習用として販売されている、メーカーやブランド名などが入った鉛筆ならば問題はないと思います。
改めて確認してみると、製品によってはブランド名以外にも英文が印字されているものも多くあります。
不正やカンニングを疑われる物でなければ大丈夫ですが、最終的な判断は試験会場の管理者に委ねられているため、できるだけ無地に近い鉛筆が無難です。
よっぽど思い入れのある品、どうしても替えが効かない等の理由がない限り、極力シンプルなデザインの鉛筆を準備しておきましょう。
どうしても該当するような鉛筆が手に入らない場合は、文字や文が入った部分をカッターで削ってしまう方法もあるようです。
共通テストにおすすめの鉛筆
共通テストにおすすめの鉛筆は以下のような条件をクリアした商品です。
・芯硬度(濃さ)がH、F、HBの鉛筆
・和歌や格言など軸に印字されていない鉛筆
・極力シンプルなデザインの鉛筆
さらに必須ではありませんが以下のような特徴があるとさらにおすすめです。
・芯を保護するキャップがついている
・転がりにくい軸形(丸軸は転がりやすいので避けた方が無難)
・縁起のよさやご利益を感じるポイントがある
上記のような条件をふまえておすすめしたい鉛筆はこの3品です。
トンボ鉛筆:MONOマークシート用鉛筆
無地の消しゴムとミニ鉛筆削りがついたタイプもありますよ。
ステッドラー ホワイト試験用鉛筆
ドイツのステッドラーはデザインがカッコよく試験当日のテンションを上げてくれそうです!
太宰府天満宮 合格祈願鉛筆
使い心地など、詳しくはこちらの記事も参考にされてください。
共通テストの鉛筆 まとめ
共通テストの鉛筆について解説しました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
- 共通テストに使える鉛筆には規定があるので事前に確認が必須
- 柄やロゴの入った鉛筆は問題ないけど、無地に近い鉛筆を選ぶのが無難
- 試験用やマークシート用など専用の鉛筆は規定もクリアしているのでおすすめ
日ごろ利用していない方は、いざ鉛筆を購入しようと思ったら条件に該当する商品がみつからない…なんて事態になりかねません。
テストの直前になって慌てることがないように、事前に規定を確認し余裕を持って問題のない鉛筆をそろえておきたいですよね。
なお、鉛筆を準備する時には1本だけでなく、少なくとも3本、できれば余裕をもって5本ほど準備しておくと安心ですよ。
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