ホッチキスの針には種類があるのをご存じでしたか?
この記事では、MAXの10号針と11号針の違いを詳しく解説いたします。
さらに、使えるホッチキスや、それぞれの針の種類もご紹介。
ホッチキスの針選びに迷ったら、ぜひ最後まで読んでみてください。
10号と11号の違い
10号針と11号針の違いは、針のサイズです。
針のサイズが違うので、綴じられる枚数や使えるホッチキスも異なります。
10号針と11号針それぞれのサイズ、綴じられる枚数、使えるホッチキスは以下のとおりです。
サイズ | 綴じられる枚数 | 使えるホッチキス | |
10号針 | 針肩幅(内寸)8.4ミリ針足長さ(外寸)5ミリ | コピー用紙20枚※ホッチキスによって10枚~26枚の差あり | サクリシリーズモティックシリコンホッチキスカラーギミックパワーフラットホッチくるHD-10DHD-10NXHD-10/SBHD-10TLHD-10GKHD-10X/AL |
11号針 | 針肩幅(内寸)10.4ミリ針足長さ(外寸)6ミリ | コピー用紙40枚 | バイモ11シリーズ |
針肩幅(内寸)10.4ミリ針足長さ(外寸)10ミリ | コピー用紙80枚 | バイモ80 |
10号針は最も一般的な針なので、使えるホッチキスも多いです。
一方11号針は、10号針よりもサイズが大きく、綴じ枚数が倍以上も違いますね。
さすが、「バイモシリーズ」専用に作られた針だということが分かります。
10号針の種類
MAXの10号針の中には、いくつか種類があります。
- 1連の本数
- 素材
- カラー
の3つに分けて解説いたします。
1連の本数
ホッチキスの針は基本的に、1連50本でまとめられています。
例えば、10号針が1000本入りの「No.10-1M」には、20連入っているということです。
さらに、10号針には、2000本入りと5000本入りのものもあります。
こちらは、1連が2倍の100本です。
針を装てんする手間が省けるので、連続作業の効率も上がります。
もちろん、100本を割って使うこともできますよ。
素材
10号針の素材には、スチール製とステンレス製があります。
スチール製が一般的で商品数も多く、よく見る緑の箱は全てスチール製です。
一方、ステンレス製は湿気に強く、サビにくく、強度が高いというメリットがあります。
そのため、長期保存する書類や、壁にタッカー(打ち込み)として使う場合におすすめです。
また、クリーニング屋さんのタグ止めにも使われています。
ステンレス製の針は、青い箱が目印です。
カラー
MAXの10号針には、色つきのものがあります。
メタリックカラーがかっこいい、ブルー・ピンク・グリーン・イエローの4色展開です。
また、カラー針にシリコンの針ケースがついているものもあります。
シリコンケースは、パンダやサメなどの動物がモチーフとなってます。
可愛い見た目と、シリコンの触り心地に癒されそうですね。
11号針の種類
先ほど表で説明したとおり、MAXの11号針には
- バイモ11専用
- バイモ80 専用
の2種類があります。
どちらも針肩幅は10.4ミリですが、針足の長さが違います。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
バイモ11専用針
「バイモ11」とは、40枚綴じができるハンディタイプのホッチキスです。
一般的なハンディタイプの限界は20枚。
40枚は卓上タイプでしか不可能でした。
なぜなら、卓上タイプに用いられていた3号針は、ハンディタイプ用の10号針よりも頑丈で、書類を綴じるのに大きな力が必要だったからです。
そこで開発されたのがバイモ11専用針。
バイモ11専用針は、10号針と同じ細さで、肩幅を2ミリ、針足の長さを1ミリ長くしたものです。
新規格の11号針は、紙に貫通しやすくクリンチもしやすいため、40枚の厚さでも片手でしっかりと綴じることが可能になりました。
バイモ80 専用針
バイモ11専用針の針足を4ミリ長くしたものが、バイモ80専用針です。
「バイモ80」は、80枚まで綴じることができる卓上タイプのホッチキスです。
バイモ80専用針は、10号針の細さはそのままに、針足が10ミリと長いので、2枚から80枚までこの針1本で綴じることができます。
さらに仕上がりもとてもきれいです。
美しさと強さを兼ね備えた11号針。
そんな11号針は、ホッチキスメーカーの先駆者であるMAXが開発した、新世代標準針と言えるでしょう。
10号針と11号針の違いまとめ
この記事では、10号針と11号針の違いについて解説いたしました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
この記事の内容をまとめると次のとおりです。
・10号針と11号針それぞれのサイズ、綴じ枚数、使えるホッチキス
・10号針の種類
・11号針の種類
この記事を読んだあなたは、ホッチキスの針を選ぶとき、10号針か11号針かで迷うことはもうないでしょう!
この記事のために調査していく中で、普段よく見る緑色の箱が、MAXの針の代名詞とも言われる商品だと知り嬉しくなりました。
さらに、11号針を開発したMAXの技術の高さにも驚きです。
これからホッチキスを使うときには、本体だけでなく、針にも注目してみたいと思います!